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三菱商事復興財団・気仙沼信金 3社に2億5000万円出資
 | 気仙沼のイメージキャラクターも交えて記者会見した(右から)気仙沼信金の菅原理事長、三菱商事復興支援財団の広田代表理事、菅原茂市長 |
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三菱商事復興支援財団と気仙沼信金は、地域産業の再生に取り組む宮城県気仙沼市の3社に総額2億5000万円を出資すると発表した。将来見込まれる3社からの配当などを繰り入れる「気仙沼きぼう基金」を気仙沼市を含む3者で設立、運営する。 水産物のざんさいを処理し飼料を製造する三陸飼料、木質バイオマス事業に取り組む気仙沼地域エネルギー開発、ケーブルテレビ局の気仙沼ケーブルネットワークの3社が出資を受ける。 内訳は気仙沼ケーブルネットワークが5000万円、ほかの2社が1億円。年度内に出資する。 気仙沼市内で記者会見した同財団の広田康人代表理事は「被災地の産業復興をどう応援できるか気仙沼信金とともに探ってきた。支援先事業者の発展を地域全体の復興につなげたい」と述べた。 「きぼう基金」の基本財産は、出資を受けた3社からの配当を財団が全額寄付する形で原資とし再投資する。基金事務局の菅原務・気仙沼信金理事長は「地域の産業復興、雇用創出に向け、市、財団とともに手を携えて支援に当たりたい」と語った。 昨年3月設立された同財団は、造船会社ヤマニシ(宮城県石巻市)、キャピタルホテル1000(岩手県陸前高田市)への支援も手掛けている。
2013年02月06日水曜日
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