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レーダーアンテナ護衛艦に向く2月8日 19時13分
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中国海軍の艦艇が海上自衛隊の護衛艦に射撃管制レーダーを照射した問題で、この艦艇は射撃目標を決めるためのレーダーアンテナを護衛艦に向けていたことが分かりました。
防衛省は、こうした状況や、護衛艦に搭載された電波を探知する装置に残されたデータを分析した結果、射撃管制レーダーの照射だと結論づけたとみられます。
先月30日、尖閣諸島から北の方向に100キロ以上離れた東シナ海の公海上で、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」が、中国海軍のフリゲート艦から、およそ3キロの距離で、射撃管制レーダーを照射されました。
関係者によりますと、フリゲート艦は、護衛艦の前を通り過ぎる際、射撃目標を決めるためのレーダーアンテナを護衛艦に向けたということです。
向けられたのは大砲用のレーダーアンテナとみられていますが、大砲の砲身そのものが護衛艦に向けられることはなかったということです。
また、護衛艦には、電波を探知するためのESMと呼ばれる装置が搭載されていますが、レーダーアンテナを向けられたとき、射撃管制レーダーが照射されたことを示す高い周波数の電波が確認されたということです。
このため防衛省は、周波数のデータを自衛隊の関連施設でさらに詳しく分析し、射撃管制レーダーの照射だと結論づけたとみられます。
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