小橋建太の引退、秋山準ら5選手の離脱などで揺れるプロレスリング・ノアで9日、7年2カ月ぶりに新人選手がデビューした。この日行われた東京・後楽園ホール大会で、昨年5月入団の熊野準(ひとし、21)がデビュー。小峠篤司(27)を相手に、高い打点のドロップキックとブレーンバスターで奮戦したが、8分36秒、逆エビ固めにねじ伏せられた。
熊野は170センチ、75キロ。「期待されているのが分かるし、ガチガチになった」と、初々しいコメント。広島国際学院高レスリング部出身で、フリー55キロ級で全国大会出場の経験を持つ。レスリング・センスが良く、ノアの軽量級の新戦力として期待される。 (門馬忠雄)