お清めで家族の前で全裸に
りお 22歳 女性
私には霊感があります。家族の中では霊感がるのは私だけのようでで、霊を見たといっても誰にも信じてもらえません。。
私が高校2年生の夏休みの時の話です。家族で田舎に旅行に行きました。一日目は移動だけで、そのまま旅館に泊まり、翌日、一日かけて山を登ることになっていました。
二日目に、朝から山登りを始めました。父と母と私と弟(15)の4人です。ちちも母も登山が好きで、小さい頃から何度も一緒に行っています。
でもその日は朝から天候に恵まれず、曇りでした。天気予報では、午後には晴れるといっていたので、とりあえず山登りに出発しました。
幸い雨は降っていなかったものの朝なのにあたりは薄暗く、陰気なムードでした。それでも、せっかくの家族旅行なのでみんな、不平を言わず登り始めました。
2時間程度歩いた時でした。私達4人は、登山コースを外れたようでした。いつのまにか、登頂まで何キロの表示がなくなっていて、道も獣道でした。
私はおかしいなと思い父に、「大丈夫なの?」と何度も聞きましたが、父は「大丈夫。まかせなさい」の一点張りでした。
私の判断では動けないので、父に任すしかなかったのですが、なにか嫌な予感がしてきました。
そのとき、ポツリと空から雨が落ちてきました。次第に雨が激しくなってきました。私達は早速用意してきた雨カッパを着込んで、雨に備えました。
雨は次第に強くなり、父はいったん、雨宿りをするから、どこかに腰をおろそうと、雨を防げる場所を探しに足早に動きました。
私達も父の後ろを一緒についていきました。しばらくはや歩き出歩いていると、完全に道がなくなっていることに気付きました。
道なし道をあるいているようでした。しかも激しい雨で回りもよく見えず、非常に危険な状態でした。周りは樹海で道らしいものは何もありません。
父は、これ以上すすむのは危険だから、いったん引き返そうと言い出しました。私達は同意して、反対方向に歩くことになりました。
そのとき、ふと私は樹海の奥に目が止まりました。何か異様なものが目に飛び込んできました。木の枝に大きなミノムシがひっかかっているようでした。
一瞬、なんておおきな虫なんだろうと思いましたが、次の瞬間、もしかして人間じゃ?と思い始めました。
すると、足がブルブル振るえてきて立っていられなくなり、その場に座り込んでしまいました。
父が、「どうした?」と声をかけてきました。私は黙ったまま、手で樹海の奥を指差しました。
家族がいっせいに、樹海の奥を見ました。母が「きゃー」と大きな声を上げ、弟も「死体じゃあ」と叫んでいました。
私は悲しくて涙が止まらなくなりました。母は私を抱きしめて、「見ちゃダメ」といっています。父と弟は近づいて、死体を確認チラッと確認していました。
私の脳裏には、チラッとしか見なかったのに、うらめしそうな死体が焼きついてしまいました。
父は、「とりあえずすぐに下山しよう」と言いましたが、私は足が震えて立ち上がれませんでした。いないはずの誰かに見られているような気がしたからです。
すると父が私を背負ってくれてました。私を背負ってくれたまま、下山を始めました。
私は父に背負われながら、必死に成仏してくださいとお祈りをしていました。しかし、うしろから誰かついて来てるような気配がしていました。
それから数時間で下山しました。山を降りた時には天候は回復していました。私達は旅館に戻り、父がすぐにさっきのことを連絡しました。すぐに捜索隊が来るので、しばらく待っていて欲しいと言われたようでした。
私はとても気分が悪くなったので、弟と二人で部屋に戻って寝ることにしました。父と母は、捜索隊の人と話をしているようでした。
弟は珍しく、私のことを気遣ってくれてるようでした。しきりに「お姉ちゃん、大丈夫?」と声をかけてくれます。
それくらい気分悪そうに見えたのだと思います。実際、死体現場から何かの気配がずっとついてきていて、いまは私の枕もとに座っているような気配を感じるのです。
弟に言っても信じてもらえないし、怖がらせることになるので言えませんでした。しばらくすると、捜索隊と話し終わった父と母が帰ってきました。
母が帰ってきて私の顔を見るなり、「どうしたの?」と大きな声で言いました。私は苦しくて声も出せませんでした。
母は父に「大変」と言い、泣き崩れました。父は泣き崩れる母を落ち着かせ、部屋から出て行きました。私はどうしたんだろうと不思議に思いましたが、そんなことを考えるのも面倒になってきていました。
もしかして、このまま死んでしまうのかな?なんてふと頭によぎってきました。なぜか今までの人生が走馬灯のように駆け巡ってきました。なぜか涙が止まらなくなってきました。
異変に気付いた弟が、「お姉ちゃん、どうしたの?」と慌てて声をかけてきました。わたしは、もう疲れきっていて、「ごめんね。お父さんとお母さんにありがとうって伝えて」と言って目を閉じました。
弟が「何言ってんだよ」と言い私の身体を揺さぶり始めました。私は生きる気力もなくなって、このまま楽になれればいいなって考えていました。
そのとき、父と母が部屋に入ってきました。弟が「おねえちゃんが・・」と泣き崩れていました。父は泣きじゃくる弟を横目に、私を抱え上げて、旅館の外の車に連れて行きました。
私はパジャマのまま車に乗せられて家族全員でどこかに向かいました。異様な気配のものをついてきました。
車が向かったのはお寺でした。どうやらお払いをするようです。私は父に抱っこされたまま本殿につれられました。
私は本堂に座布団をならべた上に寝かされました。住職風の人が、一生懸命念仏を唱えています。
まわりには10人程度の僧が一緒になって念仏を唱えていました。父と母と弟が座布団に座りその前に私が寝転がっている感じです。
私はどうでも良い気分になっていて、座る力もありませんでした。しばらくじっと僧侶達の念仏を聞いていました。
すると突然体中が硬くなってきてしびれてきました。思わず、「いたい、いたい」と声を上げてしまいました。
住職が慌てて、私に近寄りました。私は体のあちこちの自由を奪われて、金縛りのようになっていました。
どんどん体中から汗が出てきました。すると住職が、「体中に神酒をまくので、服をぬいで」といってる声が聞こえました。
でも、私の身体は言うことを聞きません。私はただ唸り声を上げてるだけです。すると父が私のパジャマを脱がせ始めました。
私は体中の痛みに耐えるのがやっとで、恥ずかしいなんて考える余裕はありませんでした。すぐにパジャマを脱がされ、下着姿になってしまいました。
すると今度は母が、私のブラを脱がせました。そしてブラをはずされると、今度はパンツを脱がされました。
家族の目の前で素っ裸になってしまいました。でもそんなこと考える余裕もなく、体中の痛みで頭がいっぱいでした。
すると住職が念仏を唱えながら、神酒を私の身体にかけ始めました。神酒が身体にあたると、なぜかすごい熱かったです。まるで体が燃えるようでした。
私はその熱さですごく叫びました。そして体が勝手にのた打ち回るようでした。私はすごく暴れました。どんどん体が溶けていくような感じでした。
すると父が私の両手を押さえました。弟が私の両足を押さえました。そして拷問のように神酒を体にかけられました。私はとうとう気を失ってしまいました。
しばらくして目がさめました。旅館の部屋で寝ていました。隣には心配そうな母がいました。
私が目を覚ましたのを見て、「大丈夫?体調は?」といろいろ聞いてきました。私はとても体調がよくなっていることに気付き、そのことを伝えるととても喜んでくれました。
時計を見ると朝の10時でした。とてもさわやかな朝でした。いったい何時から寝ていたのかはっきり覚えていません。
ふと腕を見ると、なにか文字がいっぱい書いてありました。私が不思議そうにその文字を見ていると母が、「それは、住職が昨日書いてくれたの。目がさめたら洗い流して良いそうよ。悪霊退散なんだって」と教えてくれました。
母はそう言うと、父達の部屋に電話をし、私が目を覚ましたことを告げました。父と弟が、食べ物を持ってきてくれて、父は一刻も早く家に帰ろうと言いました。
ココにはいたくないようでした。私達はすぐに車に乗り家に帰りました。家に帰ると私はすぐにシャワーに入りました。
服を脱いではじめて気付いたのですが、体中に文字が書いてありました。胸や太ももの内側、お尻までびっちりです。
そのとき昨日のお寺での出来事を思い出しました。パジャマでお寺に行き、父に服を脱がされ、弟には暴れる私の足を押さえられていました。
二人に私の裸を丸々見られ、さらに弟は私の大切なところまで見てしまったでしょう。
さらに、そのあと、全身に文字を書かれ、そのときも思いっきり裸を見られていたのです。
そう考えるととても恥ずかしくなってきました。私は霊感が強いので、怖いものには慣れっこです。でも、こんなに恥ずかしいのはもうこりごりです。
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