■JR福知山線脱線事故の隠れた被害者 医師の過労自殺 「脱線事故で救急活動医師の自殺」
テーマ:■【医療崩壊・滋賀県】2005年4月におきた
JR福知山線脱線事故。
救命救急に携った医師が
自殺されていたんですね。
現在、救急関連は
火の車
というか、
まさに”敗戦状態”です。
それでも、
「お国のために死んで来い!」
としか国もマスコミも言いません。
こんな事情で
万が一救急車断っても、
「たらい回し」って言うんですか?
マスコミさん?
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脱線事故で救急活動医師の自殺 過重労働が原因、父提訴
asahi.com 2008年02月25日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802250080.html
05年4月に起きたJR宝塚線(福知山線)の脱線事故で、現場で救助活動に携わった済生会滋賀県病院(同県栗東市)の医師、長谷貴將(たかのぶ)さん(当時51)が自殺したのは、病院側が求めた救急活動や災害医療についての講演や研究会への参加などで過重な労働を強いられたためだとして、父親の昭さん(85)が25日、同病院を運営する社会福祉法人恩賜財団済生会(東京都)に1億円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こした。
訴状などによると、長谷医師は05年2月、「2人の部下を配置する」という条件で滋賀医科大から同病院救命救急センターに着任。2カ月後に発生した宝塚線事故では現場責任者として救護活動にあたった。
事故後、長谷医師に取材や講演の依頼が殺到。病院側が積極的に応じるように指示したため、通常業務に加えて1カ月の3分の1以上は救急医療や災害医療などの研修や講演に奔走した。勤務後の深夜や休日も資料作りに追われ、部下の配置もなく、疲弊した。
さらに、病院にいることが少なくなったため、ほかの医師らから公然と中傷、罵倒(ばとう)されるなどした。このため「うつ状態」に陥り、翌年5月に自殺した。
原告側は「病院の指示で対外業務が増加したのに、支援態勢をとらなかったうえ、長谷医師への嫌がらせに適切な対応を取らなかったなど、安全配慮義務違反は明らかだ」と主張している。
同病院の中野信次・管理部副部長は「取材や研修依頼については、本人の裁量でやるようにと指示していた。ほかの医師に比べ勤務が過酷だったことはない。法廷で明らかにしたい」と話した。
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>ほかの医師に比べ勤務が過酷だったことはない。
…
病院側は本気?
51歳で救急救命センターに
1人で勤務するだけでも
過酷なんですが…。
別ソースです。
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「過重労働で自殺」と提訴 JR脱線事故で尽力の医師遺族
産経ニュース 2008.2.25 21:27
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080225/trl0802252124018-n1.htm
済生会滋賀県病院(滋賀県栗東市)の救命救急センター長だった長谷貴將さん=当時(51)=が平成18年5月に自殺したのは、JR福知山線脱線事故で救命活動に尽力したのを契機に病院側から通常の勤務以外にも過重な講演活動などを求められたためとして、遺族(85)が25日、病院を運営する社会福祉法人恩賜財団済生会(東京都)を相手取り、1億円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こした。
訴状などによると、長谷さんは17年2月、同病院の救命救急センターに着任。同4月に起きた脱線事故現場には発生から約4時間後に駆けつけ、救急医療を行った。事故後、がれきに点滴を持ち込んだ救命活動が全国に知られ、病院側の指示で講演や会議への参加などが増えた。
このため、自殺直前は、多忙を極めた上、同僚から中傷を受けるなどして、うつ状態に追い込まれていたという。
原告側は「病院側は対外的業務の増加にもかかわらず、人員を補充しないなど安全配慮義務に違反し、自殺に追い込んだ」と主張。これに対し病院側は「通常業務以外は強制ではなく、本人の裁量にまかせていた。時間の融通をきかせるなど協力しており、精神的に追い込むことはなかった」と反論している
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いずれにせよ、
医師がまた自殺されたことだけは
確かです。
このように、
数少ないスペシャリストを
マスメディアは
使い捨て、
現場の最前線では
超過重労働が
続いています。
1 ■ご冥福をお祈りします
心よりご冥福をお祈りします。
病院の売名的行為による加重負担、本人の判断のせいにしての強制的命令、他人を使い捨てにする神経が見て取れます。 副部長のコメントもイカしてます。 コンナ病院からは即時の全員撤退を!
『出る杭は打たれる。 出そうな杭も叩き潰される』嫉妬とヤッカミの根性。 公演に行ったら同僚からツツカレ、行かなかったら管理者からドヤされる、進退窮まった苦悩は想像するに余りあります。
せめて、安らかに眠られることを願って止みません。