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大気汚染が深刻化する中国で10日、春節(旧正月)を迎えた。9日夜から各地で新年を祝う春節名物の爆竹や花火の音が響き渡った。ただ、これらの煙にもぜんそくや肺がんにつながりかねない微小粒子状物質「PM2・5」が含まれていることから、北京市当局は自粛するよう市民に呼びかけた。
■昨年の大みそか、WHO基準の60倍
【北京=吉岡桂子】「パパン、パンパン」。日本の大みそかにあたる9日、北京では午後7時ごろから、花火や爆竹の音が激しさを増してきた。30発ほど入った花火の箱がみるみる空になっていく。煙とにおいが街を覆う。北京市では、けがや火事に備えて救急オートバイが巡回し、救急車も180台を待機させている。それでは救えないのが、大気汚染だ。