新日本プロレス10日の広島サンプラザ大会でIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(36)に挑戦するカール・アンダーソン(33)が、初挑戦に懸ける思いを明かした。アンダーソンはIWGP奪取こそが「ジャパニーズ・ドリーム」と主張。その言葉を裏付けるように、世界最大のプロレス団体・WWEから4度のオファーをもらいながらも断り続けていることを明かした。
悲願の王座初挑戦を前にアンダーソンは「とてもエキサイティングな気分。大きな挑戦になる」と目を輝かせた。昨年のG1準優勝で、誰もが認める外国人エースとなったアンダーソンは、ブロック・レスナー以来となる外国人王者の座を虎視眈々と狙っている。
実際にその実力に対する評価は高く、世界最大団体のWWEからも度重なるオファーが届いていた。昨年WWEに復帰したアンダーソンの元パートナー・ジャイアント・バーナードの推薦もあったもようだ。
しかしアンダーソンは「去年だけで4回話をした。でも俺は新日本を愛している。IWGP王者になることが一番の夢。WWEは少しエンターテインメント色が強すぎると感じる時もある。新日本こそが世界一の団体だと思っている」と誘いを断ってきたことを明かした。
そもそも米国でインディ団体を渡り歩いていたアンダーソンの転機となったのが2006年に入門した新日本のロス道場だ。この縁で08年から新日本に参戦し、才能が開花した。一躍トップレスラーとなり、11年末にはオハイオ州に3階建ての豪邸も購入。「残された最後のジャパニーズ・ドリームはIWGPヘビー級王者になること」というアンダーソンにとっては、母国の大舞台よりも、憧れだった新日本の頂点の方が価値あるものなのだ。さらには「ロス道場からの友人であるプリンス・デヴィットといつか防衛戦ができたら最高だ。バーナードが新日本に戻ってきて戦うのもいいね」と野望もぶち上げた。
「本屋大賞」「CDショップ大賞」などプロが選ぶ賞が注目を浴びる中、アイドルDVDにもついに賞が誕生。アイドルDVDのプロたちが売り上げやアイドルの性格、さらにイベントの様子などから2012年最もDVDで輝いたMVPアイドルを選んだ。
昨年末、東京・有明の東京ビッグサイトで開催され、3日間でのべ55万人の来場者を集めた日本最大の同人誌即売会「コミックマーケットコミケ83」を東スポWebでも取材。熱気とコスプレに包まれたその模様をお伝えします。