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　本格開戦だ。ノアのＧＨＣタッグ王者・杉浦貴（４２）が、次期挑戦者候補に新日プロの永田裕志（４４）、小島聡（４０）組をリストアップ。対抗戦に本腰を入れることを宣言した。

　杉浦は丸藤正道とのコンビで同王座を保持。１・２７大阪大会ではノーマーシーの髙山善廣、マイバッハ谷口組を退け、初防衛に成功した。３・１０横浜大会ではＶ２戦が予定されており、杉浦は現在ノア参戦中の新日勢に照準を合わせる。

「ノーマーシーは退けた。ＳＡＴ（秋山準の旧ユニット）はサッといなくなった。もう外に目を向けるしかない。ちょうど今、新日プロがウチのリングに上がってるし、目を外に向けて戦っていく。そのほうが面白いだろ？」と杉浦は珍しく真顔で打ち明けた。

　１月シリーズには永田、小島、渡辺高章が参戦。杉浦は１・１９松山大会でこのトリオと激突している。力量を感じ取った杉浦は「天コジより新鮮だ。いい勝負になると思う」とミスター＆悲しき剛腕との再会を熱望。くしくも天コジは天山広吉がインフルエンザにかかったことでまたまた不協和音が生じており、小島も異存はないだろう。

「こういう時期だからよその団体の選手とガンガンやっていく必要がある」と杉浦。２・９後楽園大会では矢野通、飯塚高史組の極悪コンビがマイバッハ谷口、マイバッハ谷口Jr.と対戦することもあり、当面は新日プロを相手に防衛ロードを進んでいく決意だ。

　また杉浦はマイバッハJr.について「平田だな。大阪でもハッキリと姿を見た。マシン、出て来い」とスーパー・ストロング・マシンが正体とうそぶき、２００９年９月に一瞬だけ盛り上がった遺恨マッチ再現を訴えていた。