2013-01-17

地方都市という地獄 あるいは関東圏の「私が住んでるところは田舎

地方都市という地獄 あるいは関東圏の「私が住んでるところは田舎だよ(笑」が如何に残酷かについて

http://d.hatena.ne.jp/mizchi/20130115/1358216244

これ読んで少し書きたくなった。

私は北海道札幌から電車で30分くらいの場所から大学進学を機会に東京にきた。

現在大学卒業後、ほとんど就職活動しないまま、自学で身につけた技術を買われてわりと高給取りなプログラマーをしてる。

自分を振り返ってみると、メンタリティがとても影響してる気がする。

というのは、「田舎」と「都会(たぶん東京)」を対比させてるけど、

実はそれだけではなくて、むしろ義務教育から解き放たれたこと、

ネット普及における、身近な人間ロールモデルへの蔑視、新たな地での

能動的な自分、みたいなのが、合わさって、「田舎」=「過去自分

を一緒に見ている気がしてる。

結局、自分は「過去自分から逃げた。

それまでは、小学校いじめられて、中学2年から登校拒否して

高校は通信制だった。でも当時は大学受験偏差値高い大学いって

人生大逆転してやる、って夢見てたから、そんなに絶望もしていなかった。

当時は極端に人と関わるのが嫌だったから、通信制の高校を選択したことも

正解だったように思う。

まあ、個人的にこのような背景だから、いまでも実家帰ると、閉塞感とかチャンスのなさ

みたいなのを、半ば思い込みのようではあるが、激しく感じる。

でもこれって、地元で「うまく」生きてきた人にとっては、逆に「数が少ない田舎仕事」を

かめなくて首都圏出稼ぎに行くしかなかった哀れな人間、みたいな見方もできたりするのかなーとは思ったりする。

金銭の余裕がなくて、都会に行きたかったけど、いけない人もたくさんいると思う。

これに関しては、自分は本当に恵まれていた。金である程度のことは解決するひとつの例のような気がする。

何が言いたいのか自分でもわからなくなったけど、じゃあ、今は順風満帆なのか?っていうと、そんなことないわ。

こっちで暮らしていようが、どこで暮らしていようが、悩みとか嫌なことなんていくらでもあると思うし。

けど、今の自分があるのは、親の金。都会に来たことで少しだけ能動的になった自分だと思う。

ネットがあるいまも、物理的な「場所」は特別な意味をもつと思う。

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