地方都市という地獄 あるいは関東圏の「私が住んでるところは田舎だよ(笑」が如何に残酷かについて
http://d.hatena.ne.jp/mizchi/20130115/1358216244
これ読んで少し書きたくなった。
私は北海道の札幌から電車で30分くらいの場所から大学進学を機会に東京にきた。
現在は大学卒業後、ほとんど就職活動しないまま、自学で身につけた技術を買われてわりと高給取りなプログラマーをしてる。
自分を振り返ってみると、メンタリティがとても影響してる気がする。
というのは、「田舎」と「都会(たぶん東京)」を対比させてるけど、
実はそれだけではなくて、むしろ義務教育から解き放たれたこと、
ネット普及における、身近な人間のロールモデルへの蔑視、新たな地での
能動的な自分、みたいなのが、合わさって、「田舎」=「過去の自分」
を一緒に見ている気がしてる。
高校は通信制だった。でも当時は大学受験で偏差値高い大学いって
人生大逆転してやる、って夢見てたから、そんなに絶望もしていなかった。
当時は極端に人と関わるのが嫌だったから、通信制の高校を選択したことも
正解だったように思う。
まあ、個人的にこのような背景だから、いまでも実家帰ると、閉塞感とかチャンスのなさ
みたいなのを、半ば思い込みのようではあるが、激しく感じる。
でもこれって、地元で「うまく」生きてきた人にとっては、逆に「数が少ない田舎の仕事」を
つかめなくて首都圏へ出稼ぎに行くしかなかった哀れな人間、みたいな見方もできたりするのかなーとは思ったりする。
金銭の余裕がなくて、都会に行きたかったけど、いけない人もたくさんいると思う。
これに関しては、自分は本当に恵まれていた。金である程度のことは解決するひとつの例のような気がする。
何が言いたいのか自分でもわからなくなったけど、じゃあ、今は順風満帆なのか?っていうと、そんなことないわ。
こっちで暮らしていようが、どこで暮らしていようが、悩みとか嫌なことなんていくらでもあると思うし。
まあ東京23区出身者(ただし江戸川とかを除く)にはつくばでさえ耐えられない田舎だから仕方ない。 思うに京都人はもっとすごいことを考えているのではないか。
京都からすりゃ逢坂の関から向こうは蛮人の住まう辺境だよ。
おっさんはいつからから働くの?