【ワシントン時事】米運輸安全委員会(NTSB)は7日、米航空機大手ボーイングの最新鋭中型旅客機787型機のバッテリー発火トラブルについて、バッテリー(充電池)を構成する8個のリチウムイオン電池セルのうち1個の電池で発生した複数の回線ショートから、「熱暴走」と呼ばれる異常な過熱が周囲の電池に次々と広がって発火したと発表した。バッテリーの発火状況が明らかになったのは初めて。

 記者会見したNTSBのハースマン委員長は、これまでの調査内容を踏まえ、米連邦航空局(FAA)がバッテリーに最新技術のリチウムイオン電池使用を認めた際の安全判断の前提に不備があったとし、認可手続きを「再検証すべきだ」との見解を示した。バッテリー設計の見直しにつながる可能性があり、運航再開までの期間が一段と長期化する公算が大きくなった。 

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