相 棒 SEASON T

警視庁たりだけの特命係


「秘密の元アイドル妻」

≪ 歩道橋で暴力団員が殺された。一課は対立する外国人マフィアが犯人ではないかと捜査するが、その人物は生活安全課が麻薬密売の件で追っている男だった。混乱する捕り物の最中、右京は逃走犯の立ち回り先を推測し、落語の寄席に入った。そこで偶然見た橘亭青楽の落語に不審な点を見つける。それが事件解決の糸口だったのだが… ≫


一課面々が地味に捜査してます。改めて見ると一課(伊丹と三浦)の出演シーン多かったです。ツボは中国人の名前を上手く読めない三浦に、伊丹が読んであげるところですね。(^o^)

角田課長の手伝いで、麻薬の密売現場を張り込んでる特命の二人。目の前で取引成立、逮捕に踏み出した所へ一課が車で乱入します。いつも特命を覗いてる二人も、伊丹に「何すんだ!」って感じで怒鳴ってました。 ちょっとアクションシーン有りで、右京も犯人の足元を引っ掛けてました。伊丹達が早々に引き上げたので、お約束の亀山と伊丹の絡みはここではあまり無し。生活安全課の面々は取り逃がした暴力団員を探して散って行きます。

落語の説明する右京さん ここで右京が唐突に、「落語は好きですか?」と亀山に聞き、「はぁ???」って感じでやって来た寄席。
落語について知らない亀山に、とても楽しそうに右京が説明するのですが、落語が始まっているので顔を寄せて小声で話すため、顔が近い近い〜!私のカットは誇張ではないっス(*^o^*)
ここで落語家の橘亭青楽(小宮孝泰)が「手紙無筆」を話している最中、手ぬぐいで手紙を表現していたのを急に扇子に変え、右京だけがその事を不審に思います。

寄席で逃げた暴力団員を逮捕して、その足で事件現場へ向かう特命の二人。鑑識が捜査中。ルミノールは2万倍に薄めた血液にも反応すると米沢さんに聞きます。へぇ〜そうなんだと、私は素に反応。でも、日々薬や技術は向上してるはずだから、この2万倍も数値が変わる可能性ありますよね。

エレベーター内にて… 右京と亀山がエレベーターに乗ってこちらを向いたと同時に、容疑者を連れて伊丹と三浦がドヤドヤと乗り込んで来るんですが、このシーンは可笑しかった〜!
カットのように亀山が怒って振り返ったら、見覚えのある男が連行されてた訳です。乗り込む時に気付かずに、改めて見て気付かせるシチュエーションが面白いな〜って思います♪
一課の取調室は8階にあるのか〜、で、亀山達が先に降りたので特命係は8階よりは下にあるって事ですね、設定上。(^o^)

ラストシーンはかなり私好みです。すべてを告白後、これから警察に行くから寄席には出られないと告げる青楽に右京は「お客さんが待ってますよ。我々も客席で待ってます。」そして今日の演目が「手紙無筆」でないと知ってか、「暫く聞けなくなるのは淋しいですね。」と言って客席に向かいます。残った青楽は演目の確認者に、「手紙無筆」に変更する事を告げて高座に上がります。
拍手と共に「青楽!」という掛け声がどこからか掛かり、それを受けるように右京が「よっ、真打ち!」亀山が「待ってました!」と声を掛けるんです。これは初めに出会った頃青楽自身が「お客様に、真打ちと声を掛けられて初めて本物の真打ちになる。」と言ったような会話が生かされてるんですよ〜。警察から戻ってきた奥さんが(大西結花)屈託の無い笑顔で右京に犯人が捕まったのかという問いに「はい」と…後で亀山が何とも言えない眼で見ています。この辺ジーンってきますねぇ。

最後に伊丹の右京評価。
「この刑事さんとあまり親しくなさらない方がいいですよ。」
う〜ん、その通りですねぇ〜、捨てられなかった手拭いが唯一の物証となって捕まえられてしまいましたねぇ〜。
この手拭いについて何故捨てなかったか、亀山が聞いた時、青楽の言葉が印象深かったです。
「真打ちになるまで共に闘ってきた相棒ですから。芸人なら一生に一度の宝です。それを私は……血で汚してしまった。」

もう一つ最後の最後に右京の亀山評価。
「彼は無粋ですから。」
シリアスな場面だったのでこの時点で亀山は何も言ってませんが、後で一人で考えて「うぅ〜!」って唸るかも?(笑)


−おわり− Tori2 '05.04.18 MON

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