<連載3> 寄託品「ほぼ返却」の実情 ― 新潟市美術館のメルトダウン

 新潟市職員でもある上山信一氏は、作品を見ることもなく「寄託品が多すぎる」という根拠のない指摘を行い、「全部返せ」と乱暴な発言を繰り返した。新潟市美術館はこれに追従し、第三者から館で活用するために預かった作品を、歴史的な大災害の最中に、横山秀樹副館長の指導の下で被災がより深刻な地域に向かって返却した。横山氏の行動は、本会が『新潟県立近代美術館横山副館長の、「考える会」を誹謗する不思議な言動』として早くから指摘したが、彼は2010年の「仏像展」開催の危機に際して「専門性の高い人」(市長談。「朝日新聞」2010年3月10日新潟版)として新潟市に迎えられた人物であった。

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新潟市美術館を考える会