若虎・隼太らに喝！和田監督「もの足りない」

休日のこの日、担当記者とのゴルフコンペに参加した阪神・和田監督（右）と黒田コーチ(撮影・中川春佳)【拡大】

　阪神・和田豊監督（５０）が沖縄・宜野座キャンプ休日の７日、若手野手に「もの足りない」と喝を入れた。第１クールを振り返り、ストレートに力負けする伊藤隼太外野手（２３）らにゲキ。８日からの第２クールは実戦形式が入るため、２軍選手との入れ替えも想定しながら、競争を見守る。

　もっともっとアピールをしてほしい。初の実戦形式で元気がなかった若虎たちの尻を和田監督がたたいた。

　「きのう（６日）シート打撃をやったが、まだまだ。全体的に差し込まれている。若い選手は今目立たないといけない。まだまだ、もの足りない。真っすぐに強い選手が１人でも出てくれないといけない」

　キャンプ初の休日にあてられたこの日は、ゴルフコンペに参加。ラウンド後、第１クールの話題になると表情を一変させた。見逃し三振を含む無安打に終わった伊藤隼をはじめ、期待の大和、上本も振り遅れが目立つ。「速い真っすぐへの対応」をテーマに進めてきただけに、指揮官は黙っていられなかった。

　第２クールからは、練習試合を含む実戦が増えてくる。「試合数も多くなってくるんで、ファームから何人か呼びたいとは思っている。（人選は）第２クールからの報告を聞いてからになる」とサバイバルを予告。本当の戦いは、ここから始まる。（栃山　直樹）

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（紙面から）