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2013年2月7日(木) 19:14 |
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水島トンネル事故1年 関係者が献花
倉敷市水島で、掘削中の海底トンネルが崩落し5人が犠牲になった事故から、7日で1年が経ちます。 現場では、関係者が花を捧げて犠牲者の冥福を祈り、再発防止を誓いました。
倉敷市水島のJX日鉱日石エネルギー水島製油所です。 海底トンネルのたて穴は、掘削工事が止まったままで口をあけています。 一年前、対岸の工場とを結ぶため掘削が進められていた海底トンネルで、内壁が崩落し海水が流入して、作業にあたっていた5人が犠牲になりました。 工事元請けの鹿島の関係者などが現場に花をたむけ、5人の冥福を祈りました。 事故の原因は今もわからず、原因究明の鍵をにぎるシールドマシンと呼ばれる掘削機や、「セグメント」と呼ばれるトンネルの壁も海底に埋まったままです。 鹿島は原因究明のため、去年10月から、シールドマシン引き揚げに向けた作業を進めています。 事故当時、たてあなは水に浸かった状態でしたが、いまは、よこ穴とのつなぎ目をふさいだ上で、たて穴の海水をぬいた状態です。 よこ穴は、セメントなどで補強する作業が7割終わっています。 今後は4月から海底の土砂を取り除き、9月頃にシールドマシンを船で引き揚げる予定です。 船の航行の少ない夜に行うため、かなり難しい作業になるということですが、原因究明に欠かせない作業です。
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