 |
2013年2月7日(木) 19:14 |
|
 |
強盗殺人裁判、住田被告の供述一転
おととし、岡山市北区で元同僚の女性を殺害し、遺体を切断、遺棄した罪に問われている男の裁判員裁判です。 「謝罪の気持ちは裁判の間だけ」と述べていた住田被告が、7日の被告人質問で「本当はずっと謝りたかった」と供述を一転させました。
「一体何が真実なのかも分からない、明日言うこともうそなのか」と、住田被告の突然の態度の変化に、被害者・加藤みささんの父親が心情を吐き出します。 「謝らせて下さい、本当に申し訳ありませんでした」 と、住田被告は7日の被告人質問で、遺族の方を向いて深々と頭を下げ、初めて明確に謝罪しました。 おととし9月、岡山市北区で元同僚の加藤みささんを殺害し、遺体を切断・遺棄したとして、 強盗殺人、強盗強姦、死体損壊・遺棄など5つの罪に問われている大阪市の無職・住田紘一被告。 「目的達成のためには殺すこともいとわない」と発言した6日から態度を一変させた理由を弁護人に問われると、言葉を詰まらせました。 「死刑になるため、自分に出来ることが思いつかなった」 また、住田被告は、検察からの「裁判の途中から態度を変えるように計画していたのではないか」という指摘については否定しました。 住田被告の態度の変化に、裁判員も戸惑いを口にします。 遺族への謝罪の意志や、死刑になりたかったと発言するなど態度を変化させる一方、起訴内容については間違いは無いと答えました。 死刑か無期懲役かで争われている裁判員裁判は8日、検察による求刑と弁護人の弁論、被告人の最終陳述が予定されています。
|
|