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            韓国 中国記者に「独島」記した手帳贈る2月8日 4時33分
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    北京にある韓国大使館が、中国のメディア関係者に、島根県の竹島の韓国での呼び方「独島」を記した手帳を贈っていたことが分かり、日本の外交筋は、尖閣諸島を巡る日本と中国の対立が続くなか、竹島の領有権について中国の世論の支持を得ようという思惑があるのではないかとみています。
中国の新聞の複数の記者によりますと、先月、北京にある韓国大使館から、表紙に島根県の竹島の韓国での呼び方である「独島」と記された手帳が届いたということです。
この手帳には、漢字で「独島」と記されているうえに、「韓国の美しい島」という説明が書かれ、島の風景や海の中で韓国の国旗を広げる人の写真も掲載されています。
これについて、韓国大使館はNHKの取材に対し、中国のメディア関係者にこの手帳を贈ったことを認め、「韓国の風光明美な場所を紹介するのが目的で、政治的な意味合いはない」と話しています。
この手帳を贈られた中国の主要紙の記者は「島を巡り、日中両国の間で対立が続くなか、中国メディアに韓国の立場を支持してもらえるチャンスだと考えたのではないか」と話しています。
また、別の記者は「やり方が稚拙で、中国政府の宣伝手法に似ている」と話しています。
これについて、日本の外交筋は「韓国は国際会議の場でも竹島の領有権を主張する資料を配るなど、国際世論への働きかけを強めており、竹島の領有権について、中国の世論の支持を得ようという思惑があるのではないか。日本としては到底、容認できず、事実関係を確認したうえで対応を検討したい」と話しています。
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