ブルペンで力投するヤクルトの石山=沖縄・浦添運動公園で(佐藤哲紀撮影)
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ヤクルトのドラフト1位、石山泰稚投手(24)=ヤマハ=が7日、4度目のブルペンで72球を投げ、順調ぶりをアピールした。この日は元監督で野球解説者の古田敦也氏(47)がテレビ収録のため訪れていたが、「いい投げ方をしている。肘の使い方や、すっとした立ち姿が(ソフトバンク・斉藤)和巳にそっくり」と、元沢村賞投手を引き合いに出して高く評価した。
同じドラフト1位でも日本ハム・大谷、阪神・藤浪、巨人・菅野ら、連日紙面をにぎわしている大物に比べて認知度はいまひとつ。石山自身ですら「僕が1位でいいんでしょうか。たぶん1番控えめなドラ1です」という。そんな右腕のピッチングを間近で見た古田氏は「あとは落ちる球があれば真っすぐが生きて、プロでも活躍できるだろう」と太鼓判を押した。
この日は速球とカーブしか投げていなかったが、実は持ち球にはフォークもある。性格も謙虚で「注目されるのは活躍してからでいい」という石山。実戦が始まれば、注目を集めそうだ。 (竹村和佳子)
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