阪神のドラフト1位、藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=が第2クール3日目の10日に、捕手を座らせてブルペン投球することになった。
キャンプ休日の7日、和田監督がゴーサインを出した。「10日に捕手を座らせて投げる。藤浪自身が捕手を座らせたいというものを体から出しているからね」。藤浪は新人合同自主トレからブルペンに入り、キャンプ初日、2日目は捕手を立たせて30球。4、6日には球数を50球に増やしていた。
「藤浪も投手コーチも、我慢ということでここまできていた」と指揮官。はやる気持ちはもう抑えない。中西投手コーチは、リードする捕手について「試合に入ったら固定の方がいい」と話し、こちらも実戦を視野に入れている。順調にステップアップしてきた金の卵は、力強く歩みを進めている。
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