■提案

『執行者』の持つ唯一にして学園を揺るがすことも出来る権限です。

『提案』とはありますが実質的な『学園に対する強制的な命令』であり、過去にも『提案』を巡って様々なトラブルが起きたりしています。
＊今回のお話とは関係無いので、過去の問題等は説明を省きます。

提案は『長期休暇（夏休み等）を伸ばす』や『学食のメニューを増やす』等、法に触れたり学園の運行に致命的な支障が出ない限りは可決されます。

ですが、その反面選ばれた決定事項によって他で調整を取られてしまう事も多くなります。

例：

提案・長期休暇を伸ばす

調整・授業が駆け足になる、休日の補講が多くなる　等

この様に無茶な提案をすればするほど、学生側にも負担が大きくなるのが特徴です。

学園生達は毎年この『提案』によって学校環境が変わるのを楽しみにしながらも、実際の『提案』を聞いて戦々恐々とする事（提案は基本的に覆せず、年度（期間）内はその『提案』は実行される）も多く、この学園の最大の特色として周囲には有名となっております。

余談となりますが、前年の『執行者』は部長であり、提案の内容は『学園に所属する者は各長期休暇中に一度はボランティア活動を行う』でした。
＊学生・先生達は迷惑顔でしたが結果的に地域的な評判は上がりました。