浅田真央「3回転−3回転は60%」
フィギュア四大陸選手権 前日コメント
ソチ五輪を見据えたレベルアップ
浅田 ソチまで本当にわずかな試合とわずかな期間しかないと思います。ですが、毎日自分がやるべきことをやって、1つ1つの試合で自分ができる最高のレベルで取り組めるように、これからも積み重ねていきたいなと思います。ソチはまだまだ会場の周りは仕上がっていなくて、リンクとホテルだけのような感じだったんですが、リンクは仕上がっていて、自分ももう1度そこに戻ってきたいという思いがすごく強くなりました。
村上 ソチ五輪はすごく出たいので、まずは代表に選ばれることを目指していきたい。あまり考えすぎると失敗してしまうので、1つ1つの試合を落ち着いてこなしていけばきっと良い結果が得られると思うので、落ち着いて頑張りたいと思います。
鈴木 ソチまであと1年と思うと、あっという間に来てしまうと思う。本当に1日1日大切に自分のスケート人生をエンジョイして充実したものにしていければいいと思います。ソチに行った印象は、会場以外まだ整っていなかったので、これがどんな風になるのか自分の目で確かめたいです。なので、ソチ五輪に行けるように頑張りたいです。
――浅田選手の今回の演技構成は去年話していたレベルアップした姿なのか、まだもっと先のレベルがあるのか、どちらでしょうか?
浅田 今回のこの構成は自分ができる最大のレベルアップです。この四大陸選手権では挑戦という形で、自分の気持ちも構成がレベルアップしたことであまり弱くならないように、思い切って臨めたら次につながると思っています」
――浅田選手、トリプルアクセルや3回転−3回転を今回入れるにあたって佐藤コーチとどのようなやり取りがあったのか教えてください。あと、村上選手はつなぎの部分を変えるということですが、同じようにコーチからどのようなアドバイスがあったのかを教えてください
浅田 12年の時点では始まった当初はまだまだトリプルアクセルは跳べていなかったですし、3回転−3回転も跳べていない状態でプログラムにも入れていなかったので、シーズン後半で跳べることができればいいと思っていました。ようやく全日本選手権あたりから練習でアクセルも決まりだしましたが、曲の中では跳んでいなかったので試合ではやめようという話になって、それから毎日、曲でもアクセルや3回転−3回転を入れた練習してきました。今の自分の気持ちとしては、3回転−3回転、アクセルを練習でずっとやっているので試合でもできるんじゃないかなという手応えです。
村上 (平山)素子先生にはFSとSPの両方を見てもらったんですけど、素子先生らしい教え方で、1つ1つの動きにストーリーを作ってもらいました。そして、それをただやるだけでなく演じるように、1つの動作に意味があるようにやりなさいと言われ、それができるようにやっています」
――浅田選手は昨年の全日本選手権のときに、3回転−3回転はまだ時間がかかると言っていましたが、ここで入れてきたのは自分の予想以上に向上が早かったということでしょうか?
100%ではないんですけど、今の自分の目指しているものを四大陸選手権で試してみたいと思って入れました。
――浅田選手のトリプルアクセルと3回転−3回転は何%ぐらいの出来でしょうか?
今日は良かったと思うんですが、日頃の練習では60%ぐらい。曲の中では40〜50%くらいですけど、単独では60%くらいまできていると思います。今日の調子を見て、いけそうだなという感じがしているので、あとは本番の中で集中して頑張っていけたらいいと思います。
――浅田選手、ジャンプで苦労してきた時期もあったと思いますが、ソチ五輪1年前のこの時点でジャンプが向上してきたことについての今の気持ちを教えてください
今シーズンが始まった時はアクセルも3回転−3回転も試合では跳べないかなという感じだったんですけど、ここまで戻せたことは今後につながると思います。でも、まずは試合で成功させることだと思います。
――この四大陸選手権はどのような位置づけの大会になりますか?
浅田 13年の初めての試合なので、12年にやってきたことからレベルアップさせた部分を出せればいいなと思っています。12/13シーズンも残りわずかになったので、今年のシーズンの中でもレベルアップしたものをしっかり出せればと思います。
村上 13年初めての試合なので、すごく良いスタートを切りたいなという思いと、世界選手権がすぐなので、世界選手権につながっていくような良い演技ができればいいと思います。
鈴木 世界選手権に向けて今の自分の状態が出せればいいというところで、世界選手権に向けてのステップだと思っている。結果というよりも自分の内容の方へ意識を置いていきたいなと思います。
<了>