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北核実験、小型で強力な「ブースト型」か

読売新聞 2月7日(木)19時1分配信

 【ソウル=中川孝之】韓国国防省報道官は7日の定例会見で、北朝鮮が示唆する3回目の核実験について、「ブースト型核分裂爆弾」と呼ばれる強化型の原子爆弾を試す可能性が「相当ある」との見解を示した。同分裂爆弾は北朝鮮保有の全弾道ミサイルに搭載可能なほど小型で、威力は通常型原爆より強く、開発に成功すれば国際社会にとってより深刻な脅威となる。

 同分裂爆弾は、重水素と三重水素の核融合反応を利用し、核物質の分裂を加速し、原爆の威力を高める仕組み。1950年代に米軍が開発し、核物質にはプルトニウム、ウランのいずれも使用できる。北朝鮮は1月24日に「高い水準の核実験」の実施を警告している。

 報道官は「(北朝鮮が過去2回の実験で使用した)プルトニウム弾の中に重水素と三重水素を入れるだけで(同分裂弾は)可能で、北朝鮮にもできる」と述べた。その威力については「広島や長崎に投下された原爆の数倍。都市一つが廃虚になる」と指摘した。北朝鮮がいつ核実験に踏み切るかの見通しには言及しなかった。

最終更新:2月7日(木)19時1分

読売新聞

 

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