メタ女用語集

(記:中原公彦 一部マニュアルより引用)

【あ行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・あーるふぉーすそふとうぇあ【R-FORCE software】
大阪を拠点に活躍していた『メタ女』の開発元。


・あんじん【ANJIN】
『メタ女』の発売元のブランド名。


・いしへんげ【石変化】
京都1200年の奥義魔法。石像を動かして戦わせることができる。
が、守備力が石のように高いということはない。


・いなか【田舎】
メタ女本部校舎の生徒を中心に、西部校舎をこう呼ぶ者が多い。
ステージ1でも西支部部員が田舎者と呼ばれていた。


・いわどりっひ=よれよれ【イワドリッヒ=ヨレヨレ】
哲学者にして冒険家。数々の小説や冒険記を残している。
メタ女との関連は定かではないが、彼の言葉はメタ女そのものを端的に表しており哲学的に互いに深い共通点がみられる。


・うち【うち】
関西地方の女性が用いることが多い一人称。
味方主要キャラの中では、ことえり、まりえ、リサリサが用いている。
メタ女は京都にある学校だが、その巨大さ故に関西人率はそれほど高くないようだ。


・うちのすきやったひと【うちの好きやった人】
世界一の果報者。しかしその幸運に気づかず他に彼女がいたらしい。
ことえり、つらい恋をしてたんだね。僕の胸でお泣き。


・うどん【うどん】
キャラクターのHPの表示方法の一つ。幅広の棒グラフで表され、HPが満タンのときは白、減ってくるとオレンジと赤で表示される。


・えぬいーしーぴーしーきゅうはちしりーず【NEC PC-98シリーズ】
かつて「国民機」とよばれたパーソナルコンピュータ。
数多くの名作ゲームのフォーマットとなった。「EPSON機」と呼ばれたPC-98互換機もある。
『メタ女』はPC-98シリーズ専用ソフトでありCPUは80386以上が必要。
余談だが筆者も『メタ女』のためだけにいまだに所有している。


・えむえすどす【MS-DOS】
マイクロソフト社が開発し一世を風靡したオペレーティングシステム。
『メタ女』はMS-DOS専用ソフトでありVer5.0以降が必要。


・えんけいだつもうしょう【円形脱毛症】
ストレスなどにより頭髪の一部が円形に抜け落ちること。10円ハゲ。
卓美が激務のあまりこれに悩んでいるらしいが、彼女の髪は細く弱そうなので気の毒な限りである。まりえは脳天気な性格のせいもあってか、色やボリュームから髪質が良さそうな気がする。


・おおまじめ【大真面目】
非常にバカバカしく思えるメタ女の世界観だが、彼女たちは大真面目に生きている。
そしてその真っ直ぐな姿勢は我々の胸をうってやまない。


・おかあさん【おかあさん】
よしみの家庭は母子家庭であったものと思われ、その母親も亡くなっているようだ。裕福な家庭の子女が多いメタ女においてよしみは何かと嫌な思いをしてきたであろうが、家柄を一つの理由に部長選挙に落選したことから、その思いが暴発したものと考えられる。


・おちぶいん【落ち部員】
天文部本部部室が陥落した後、ネオ天文部員が天文部員をこう呼んだ。


・おにのりんご【鬼の林檎】
ネオ天文部幹部である林檎はこう呼ばれていたらしい。確かにおとなしい外見の割に激情家であるが、よしみに諭され踏みとどまるなど幹部らしい冷静さを持ち合わせている。
相棒のマックは肉体派と評される割にはピンチに陥ったときの表情が妙に女らしかったりするが、よしみの命令を守れなかったことに責任を感じ自決するなどやはり一本気な性格である。



【か行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・かいきゅう【階級】
メタ女の各クラブは階級による縦割り組織である。血の気が多い乃理子は戦略上の意見が対立することが多いがほとんどの場合は階級を理由に真由美に従っている。
戦闘にて功績を挙げれば昇進できるのは容易に想像がつくが、階級決定には謎の部分が多く由比などは若いうえに突出した能力がないにも関わらず中尉となっている。考えられる階級決定の仕組みを以下に挙げてみる。

1、入学試験もしくは入部試験の成績によるもの
最も合理的と思われる。特に入部試験があるとすれば戦闘能力や魔術力もわかるためここでの成績が初期の階級につながるのではないかと思われる。

2、寄付金の多寡
メタ女は府立であるため予算が限られており、クラブ活動費の多くは部員の納める部費及び寄付金によって賄われていると思われる。戦闘が高度かつ複雑になってきた現在においては新兵器がその勝敗を決する傾向にあるが、その開発には莫大な予算が必要となるため、資金力を持つものが優遇されるのは自然といえる。生物部のレス伯爵夫人は戦略家でもあるが、彼女の実家の資金力がその発言力を強めていることが想像される。

3、縁故及びコネクション
京都は古い街である。いわゆる「一見さんお断り」の世界では個人的な関係が大きくものをいう。現に天文部部長も良家の出身であり、その事実は部長選挙にも多少なりとも影響したようでよしみのクーデターの遠因ともなっている。

4、ルックス
かつて宮中では、やはり美人は重用されたという。メタ女においても顔の美醜の影響がないとは言いきれず、一隊の隊長ともなればメタ女全校にその存在を知らしめなければならないが、その際に平凡な顔立ちでは印象に残りにくいだろう。よしみがネオ天文部を旗揚げするにあたりどのような人身掌握術を用いたかは興味のあるところだが、その華のある美貌が一部生徒に大きな影響を与えたことは事実であろう。

以上より、由比が士官になるにあたっては、多少の水術の心得と真由美との個人的な関係、80年代的とはいえ無視はできない可愛らしさが部長の目にとまったと考えられる。


・かわかみごんざぐるーぷ【川上ゴンザ・グループ】
川上ゴンザ武朗(ごんざぶろう)を宗主にいただく、軍需、宇宙開発を主とした巨大コングロマリット。傘下に、ゴンザ銀行や、ゴンザスペースソフトウェアなどの大企業を持つ。


・ぎゃるげー【ギャルゲー】
90年代に大流行した、多数の女性キャラが登場するゲームの総称。『メタ女』のパッケージは見事にギャルゲーチックであるが、その中身は似ても似つかない。しかし彼女らは紛れもなく女性であり折に触れて見え隠れする乙女心は、痛々しいくらいにいとおしい。


・きゃんぷもーど【キャンプモード】
ステージとステージの間にあるモード。ここでTEPに応じて特技を習得できる。どの特技を習得するかによって後の戦闘に大きな影響が出るため、意外と頭を使う。「水泳」と「雷術」は早めに覚えておくとよい。


・きゅうじゅつ【弓術】
1マス離れていても攻撃でき、それ故に反撃を受けず、相手の守備力に関係なく一定のダメージを与えられる非常に便利な攻撃方法。敵に使われるとかなりやっかいとなる。
卓美が登場時から身につけているが他の者も習得が可能。序盤において卓美が攻撃の要となるのはこれによるところが大きい。


・きゅうりょうちたい【丘陵地帯】
地形効果が20〜25%と高く移動も困難なため、戦略上の重要なポイントとなる。ここを背に平地の敵を攻撃する、もしくは敵を誘い込み動けなくしてから攻撃魔術をしかけるというのがセオリーである。


・ぎょちょうもくもうすかがわ【魚鳥木申すか河】
ステージ18「急流、‥死闘」の舞台となる大河。流れが速く河の中程では5マス流されてしまう。生物部第3特殊水泳部隊は河に流されない装備を持って待機している。
なお「魚鳥木」というのは「ハンカチ落とし」や「かごめかごめ」などのように複数で行なう遊びのことで、「魚鳥木申すか申すか」「申す、申す」という掛け声とともに「魚」なら魚、「鳥」なら鳥、「木」ならの木の名前を答えるというもの。


・きんぱつ【金髪】
由比の髪はどうやら染めているらしい。リサリサは天然のブロンドと思われる。


・くうちゅうぶいん【空中部員】
トポロジーエネルギーを利用した、ジェット噴射式リュックサックを背負っているため、ほぼあらゆる地形において抜群の機動力を誇る。


・くらぶしゅのうしょくぎょうせつ【倶楽部首脳職業説】
各倶楽部の首脳は一般的な高校生の年齢を超えた者が多い。首脳として巨大化した組織をまとめあげるには多大な経験と時間が必要とされるため、日中の大半を授業時間に奪われている在校生には荷が重い。そこでOGの中から首脳を選出し、部費から報酬を捻出しているのではないかという説。
一方で各倶楽部は附属高校にとどまらずメタトポロジー大学までを含めた組織であり首脳は大学生が務めているのではないかという「メタ女体系的倶楽部論」も有力であり、今後の論戦が期待される。


・ぐれいしー【グレイシー】
世界一有名な格闘一家。400戦無敗を誇る三男ヒクソンが特に有名。リサリサのミドルネーム。


・くわがた【クワガタ】
ステージ11「陰謀!?」にて、ことえりに叱られたリサリサが言った言葉。「くわばら」の間違いであるが、本部部室が炎上するのを見て落ち込んだことえりを励ますために、わざと間違えたと思われる。リサリサ、なんて良い奴なんだ。


・けんとせんにひゃくねんのらん【建都1200年の乱】
『メタ女』のメインストーリーを成す一連の戦いの名称。1994年に起こったことからこう呼ばれた。
よしみによるネオ天文部の旗揚げに端を発し、その戦闘はメタ女全土に発展したため死者9000人を超える未曾有の大惨事となった。「よしみの乱」とも「よしみクーデター事件」とも呼ばれる。


・ごがつぶんしょ【伍月文書】
生物部と手芸同好会及び一部生徒会(デビル派)がネオ天文部をバックアップすることを約束し、ネオ天文部が天文部を駆逐したあかつきには正式な倶楽部として認め、3部の間で平和条約を結ぶということが明記されていた秘密文書。
ネオ天文部部長よしみ、生物部部長紅木本花蘭、手芸同好会会長静子御前、生徒会副会長デビルヒデ子の名の元に調印されていた。ハイ・サタニックメタルコーティングされており破いたり焼いたりできない。


・こうじょうのつきこ【荒城の月湖】
生物部領半ばに位置する大きなダム湖。ここで天文部、生徒会の他部籍軍と生物部連合軍との激しい戦闘が行なわれた。
湖の西部に位置するダム制御装置3体すべてを破壊すると湖の水が流れ出て移動が簡単になるが、ここまで来る頃には「水泳」を覚えているはずなのでメリットがないどころか逆に敵の移動や防御が楽になるというデメリットが生じる。


・こうそく【校則】
驚くべきことにメタ女にも校則が存在する。戦闘制服や武器使用に関するものが多いようで実際の拘束力はあまりなく乃理子の武器、由比の制服は校則に違反しているようだが違反していることが判明した場合には、重い罰が待っていると思われる。


・こうないどうらんざい【校内動乱罪】
日常的に戦闘が起こっているメタ女において、どの程度の動乱が適用範囲に入るのかは不明だが結構な重罪のようだ。おてんばも他人に迷惑をかけないようにということか。


・ごじゅうさんしきせんこうだん【53式閃光弾】
昭和53年に手芸部で開発されたハイパー量子炸裂閃光弾。量子炸裂型の閃光弾は、使用を誤ると脳のニューロンネットワークを極度に破壊するため、実用化に成功したのは手芸部のものしかない。
これを利用した戦場撹乱作戦が、手芸部の最も得意とする戦術である。


・ことえりさたん【ことえりサタン】
メタ女全土を恐れさせた64ビット級の殺戮魔女王。雨の日も風の日も、その欲求のままに人を殺し、街を破壊したという裏切り者のレッテルをはられた女。
…なんのことかわからない方は以下の手順にて確認を。

・ステージ13「北東支部前回廊」にてリサリサとのケンカモードに入る。

・リサリサ以外の誰かを攻撃する。
リサリサに攻撃を加えることが勝利条件となっているため見落としやすいのだが、この時に中隊長以下の4人にも攻撃することができるのだ。

・勝利条件なしの戦闘に突入!
血で血を洗う凄惨な同士討ち。1対5という戦力差なので厳しいと思うが、
知恵と勇気で乗りきるべし。逆説的にリサリサのありがたさが身にしみる。

恐怖の高笑いとともにことえりサタンが出現!

心に闇を持ちながらも健気に生きる琴 絵里香、17歳。今日も元気です。


・ことえりぶたい【ことえり部隊】
ことえりを隊長、リサリサを副長とするステージ12以降、最後までことえりと行動を共にする第三遊撃大隊の中核を成す部隊。その忠誠心には頭が下がる。
最大の攻防戦であるステージ21「大・激・突」においても攻撃の一翼を担うなど実力も折り紙つき。展開によっては独立して生物部部長との最終決戦にも臨める。
構成及び最終ステージでの能力は以下の通り。

中隊長…LV18 HP31 MP28 攻撃力31 防御力29 素早さ31 移動力7
特技…手加減攻撃 興隆炎 稲妻 単回復 広回復 単大回復

弥生(第一空中小隊隊長)…LV20 HP32 MP0 攻撃力32 防御力32 素早さ32 移動力8
特技…手加減攻撃 飛行 飛び越え

鈴香(第ニ空中小隊隊長)…LV19 HP31 MP0 攻撃力31 防御力31 素早さ31 移動力7
特技…手加減攻撃 飛行 飛び越え

軍曹…LV18 HP27 MP0 攻撃力25 防御力25 素早さ27 移動力7
特技…手加減攻撃


・ごんべい【ごんべい】
練習ステージであるステージ0「ようこそメタ女へ」での攻撃方法の説明の際にやられ役として出てくるキャラクター。名無しのごんべい。
操作説明は二度目のプレイ以降は意味がないように思えるが、彼女を倒した際に入る経験値49Pは本編に持ち越されるので、多少面倒でも聞いておいた方が良い。



【さ行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・さくせんえーてぃー【作戦A-T】
ステージ11「部室奪回」にてよしみが用いた作戦名。側近の一人、ゼロクスを門の外に出し天文部隊を引きつけておいて橋を水没させ水泳部員で取り囲むという作戦。
水泳部員は攻撃力、守備力とも優れており、ここで「水泳」を修得していないと地獄が見られる。


・さくせんごーさんろく【作戦5-3-6】
ステージ9「渡り廊下の決戦」にてレス伯爵が用いた作戦名。動きの制限される渡り廊下で特攻部隊に突撃させたうえに突破されそうになったら橋もろとも落とすという強引極まりない作戦である。
特攻隊長は自分を倒した相手を道連れにする自称「負けを知らない女」だがその際に相手の特徴などいろいろなことを教えてくれる。


・さばくのやまあらしたい【砂漠の山嵐隊】
派手好きで楽をして飯を食うことしか考えていないというパットン少尉率いる生物部の部隊。


・さばくかんしぶたい【砂漠監視部隊】
砂漠の山嵐隊と交代で大熱砂場を守っている部隊。遺言が英語の者が多いことから外人部隊と思われるが、これは日中の気温が60℃を越える砂漠という厳しい環境に配置されているため体力が要求されるからであろう。パットン少尉が大食漢なのも体力維持のためと思われる。


・さまよえるおらんだじんほう【さまよえるオランダ人砲】
生物部のバイオテクノロジーの成果の集大成ともいえるトポロジー密度4000テラストリングを誇るヤマト級の艦砲。その破壊力はシューメーカーレビー第九彗星を破壊したというほど。神をも怖れぬその破壊力が名前の由来か。
ステージ11「部室奪回」において花蘭と静子御前がぶっ放し20名近いネオ天文部員とよしみの夢を一瞬にして葬り去り、本部部室を半壊させた。


・さんねんごろしあたっく【3年殺しアタック】
その名前とは裏腹に、一瞬にして天文部本部部室の壁を突き破った技。わずか6人であったがこの攻城部隊は手錬れ揃いであったと思われる。実際の戦闘で手応えがなかったのは、壁の破壊に全精力を使い果たしてしまったからであろう。


・しえいちかてつらしょうもんせん【市営地下鉄羅城門線】
生物部の部室に通じている地下鉄だが、現在は廃棄線となっている。
デビルヒデ子が逃走経路に用いたが、非常用列車などを用いず己の足で逃げては単なる直通トンネルでしかなく、デビル最期の地となった。


・しゅげいぶ【手芸部】
反天文部集団であるプリンストン学派「ストリングカルテット」が1806年(文化3年)に設立した倶楽部。独自の反天文部活動を行なってきたが、大正3年より生物部陣営に合流した。
その後、ビクセン事件で解体されたが、当時書記室幹事長代行代理であったイワドリッヒ静子御前によって「手芸同好会」が興され、現在に至る。その発足の性格上、非常に高度かつ先進的な研究・開発力を持っているが独自で実戦に投入できるだけの人的、資金的能力に欠ける。


・しゅーめーかーれびーすいせい【シューメーカーレビー彗星】
1994年7月に第九彗星が木星に衝突し、その痕跡が小さな望遠鏡でも確認できたことから一般にも有名となった彗星のこと。第9彗星は木星衝突時には20数個に分裂していたといわれるがそれが「さまよえるオランダ人砲」の試射によるものであったのかは定かではない。


・しょくごにのまなければいけないくすり【食後に飲まなければいけない薬】
「砂漠の山嵐隊」のパットン少尉は薬を常用しているらしい。健康そのものに思える彼女と薬とはあまりイメージが結びつかないが、消化剤ならば納得できる。筋力増強剤のようなものということも十分に考えられる。


・しょくいんかい【職員会】
メタ女職員によって構成される。授業時間中は絶対的な権力を誇るが、授業時間外のあらゆる生徒活動においては、不可侵の立場を貫いている。なお男性も存在する。


・じょーじあけいこく【ジョージア渓谷】
「伍月文書」を奪ったデビルヒデ子と静子御前が真由美たちから逃れるために二手に別れた場所。高い山に遮られているために移動が困難であり、逃げるにはうってつけ。


・じょうきゅうぶいん【上級部員】
その名のとおり、一般部員とは全てにおいて一線を画す上級な部員。一部には特殊な技を持っているものもいる指揮官クラスの部員。
上級部員は髪を赤く染めマントをまとっているが、それはステイタスの証であり一般部員の憧れであろう。またマントについては倶楽部首脳から直接手渡しされる授与式などの晴れがましい儀式もあると思われる。


・せいたいきゅいんきゅいん【生体キュインキュイン】
ビクセン事件前に手芸同好会と生物部及びが研究を進めていたバイオマグネティック装置の名称。
由来は「吸引」からか? バイオマグネティック理論が不完全だったために製造計画は中止されていたと思われていたが実戦に投入された。しかし最大6.25人の捕獲が可能な設計となっていたもののテストが不十分であったため、ことえりの懸命の努力も空しく1人しか捕獲できなかった。それにしても「3ターンくらいでオッケー」といっておきながら2ターン目の途中で稼動させるとは、さすがマイハニー。


・せいとのてびき【生徒の手引き】
いわゆる生徒手帳のようなもので、日常生活から戦闘時においてまでメタ女生徒としての心構えが記されている。ステージ2「戦いへの序曲」においてレス伯爵夫人も『前線では、常に高度な柔軟性を保ちつつ臨機応変に対応スベシ』という生徒の手引きの言葉を引用し偵察だけにとどまらず戦闘を展開した。また、ゲームのマニュアルの名称でもある。


・せいとかいぐん【生徒会軍】
緑のブレザーと巨大な鉛筆が特徴。中立中道を旨としており基本的には倶楽部間の争いには関与しない。
エリート揃いなのか予算が潤沢で装備が充実しているのか、総合的な能力が他倶楽部兵より高い。


・せいとそうかい【生徒総会】
メタ女のありとあらゆる問題を扱う最高決定会議。倶楽部の中で最大級を誇る天文部といえどもその決定には従わざるをえない。本編中に開催されたのは「第伍萬八千六百九拾壱回 府立メタトポロジー大学付属女子高校 中道真理真聖生徒会、通常生徒会議」である。


・せんとうせいふく【戦闘制服】
メタ女の生徒が着ている肩あてなどの装甲具が一体となった制服。校則によって規制されているがそのデザインは倶楽部によって異なり、敵味方の識別に用いられている。軽くて丈夫であり陸海空のあらゆる環境でも快適性を維持するすぐれもの。


・そば【そば】
キャラクターのHPの表示方法の一つ。基本的には「うどん」と同じだが、より細い棒グラフで表される。
うどんより細いからそば。


【た行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・だいさんゆうげきだいたい【第三遊撃大隊】
ことえり部隊、第一部隊、第二部隊、第一空中部隊、第二空中部隊から構成されることえり率いる部隊。天文部部室奪還軍の崖越えルートを遮断するべくホッテントットクリフに展開していた。この部隊を攻撃した生徒会軍を指揮した片山はデビルに「第二遊撃隊」と報告していたが、このへんの微妙なズレ方が片山が今ひとつ部下の信頼を得られない理由と推測される。しかしステージスタート時に「第四作戦大隊」と表示されていることから一概に片山を責めるのもかわいそうではある。
ネオ天文部の部隊は組織されて間もないために情報が不足していたことと、その成立の性格上、秘匿性が高かったということか。


・たまごさんど【玉子サンド】
おでんと並ぶ真由美の好物。ステージ3「セカンド・コンタクト」にて、本部部室へと向かった際に由比が弁当としてつくってきた。その出来映えは良く、真由美が誉めていた。


・つぼはち【つぼ八】
近所のタコ焼き屋。乃理子がここによく忘れ物をするが、部費2億円を忘れたときは大騒ぎになった。


・てぃーせんがたじらい【T1000型地雷】
天文部本部部室と西支部の間にある中立地帯に埋められていた地雷。
撤去作業中に由比が爆発させそうになった。他のタイプがあるのかは不明。


・でべそ【デベソ】
へそが出ていること。「おまえの母ちゃんデベソ」と悪口に用いられることが多い。リサリサがことえりに言われて怒っていたが、ブラジルでもデベソは恥ずかしいことなのだろうか?


・てんそう【転送】
トポロジーエネルギーを利用した人、物の瞬間移動技術。転送空間内のトポロジカル粒子の位相を揃え、一時的に空間トポロジーを変化させる。現在の所、転送を行なうには綿密な計算と準備を要する。まだまだ未熟で不安定な技術。手芸部が、この分野の研究ではトップであった。
驚くべきことにまりえが専用特技として修得できる。これは誰かの隣に一人だけ転送するものなので位相の計算が比較的簡単なのであろうが、それでも相当に複雑な計算が必要なはずでありおっとりした性格の割に頭の回転は速いと思われる。伊達にMITを目指すわけではなさそうだ。


・とぽろじーばくだん【トポロジー爆弾】
ンゴロンゴ会談で開発研究が禁止されている武器。が、生物部は密かに研究を進め従来より高性能なものの開発に成功していた。レス伯爵夫人はこれに信管をセットし人間に抱かせて特攻させる人間爆弾戦術を用い、天文部陣営に強く非難された。しかし最後の良心なのか、人間爆弾の爆発によるダメージでHPが0になることはない。


・とらっくやろうどうこうかい【トラック野郎同好会】
建都1200年の乱終了後、天文部を辞したことえりがリサリサを無理矢理誘って興した倶楽部。テコレーショントラック造りをその主活動とする。彼女たちの年齢では大型免許どころか普通免許も所持していないと思われるため、本当にデコトラ作成のみが目的なのであろう。
コンテナの横っ腹にデカデカと浮かぶ「絵里香命」の四文字。ちょっといいかも。



【な行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】


・にかいきゅうとくしん【ニ階級特進】
一般的には殉職した場合の餞に贈られるが、敵指揮官を捕虜にした場合などのめざましい功績があった場合にも適用されるようで、まりえを捕虜にした護衛隊隊長が喜んでいた。



【は行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・はきゅうのぜろよんななさんごうけん【ハ9-0473号件】
中道裁判所にて裁かれることになった、生徒総会にて真由美が提出した生物部への賠償請求と暫定執行部による天文部存続請求の議題の件名。


・ぱぺってぃあじん【パペッティア人】
イワドリッヒ=ヨレヨレが手紙を送った相手。アメリカ人作家ラリイ=ニーヴンのSF小説に登場する臆病な宇宙人のこと。


・びくせんじけん【ビクセン事件】
平成5年秋に西部校舎のスウィートマリー回廊において起こった、天文部と手芸部の紛争。
流星観測のため中立地帯に設置していたビクセン社の望遠鏡を、手芸部の過激派が爆破したのを
引き金にして起こった。大規模なメタ女戦争に発展するかと思われたが、生物部が手芸部を解体し、
天文部に対して賠償を行なったため平和的に解決した。この事件以来、天文部と生物部の歩み寄りが
始まる。なおビクセン社の公式サイトはこちら。


・ふぉーめーしょんたんほいざー【フォーメーション・タンホイザー】
ステージ11「部室奪回」において久井田、パワマク、まじりんの3人が用いた戦術。3人が縦に並ぶことで魔方陣(タンホイザーゲート?)を展開し大量の兵を転送する大技。


・ぶちょうへいか【部長陛下】
天文部部長は部員から尊敬を込めてこう呼ばれる。当然、彼女にも本名はあり部長就任前はその名前で呼ばれていたはずだが、全部員を率いていくという重責を果たすために私を捨てたものと思われる。そういう意味では彼女もまた大きくなりすぎた組織の犠牲者でありよしみの掲げた理想を少しうらやましく思っていたのかもしれない。


・ほくとうしぶせんめつさくせん【北東支部殲滅作戦】
伍月文書を奪うためにデビルと静子御前が大軍を率いて展開した作戦のこと。北東支部長とその側近たちの必死の時間稼ぎも虚しく、真子を脱出させるのが精一杯で、北東支部は壊滅し伍月文書は持ち去られてしまった。


・ほくとうしぶちょう【北東支部長】
本編中では明確にされていないが、よしみが天文部時代に就いていたと思われる役職。
ステージ1「部内対抗試合」終了間際に真由美がわざわざことえりを呼びとめ、よしみに対して対抗試合の礼と敬意を表していることや、いかに部長を無能と評しているとはいえ本部部室内にあってクーデターを可能とするだけの勢力を集めるのは不可能と考えられることなどから自らが支部長を務めていた北東支部がネオ天文部の基盤となったと考えられる。
マックと林檎は北東副支部長であることえりよりも階級が上の少将であるが、この二人は本部からの情報提供の役を担っていたと思われる。


・ほってんとっとくりふ【ホッテントットクリフ】
天文部本部部室の裏手に天然の城壁としてそびえたつ、飛び降りたら決して助からないほどの断崖。殺風景な場所だが、ここで一つの愛が芽生えた。
ちなみにホッテントットとは南部アフリカの先住民族の名称。


・ほんとうのこと【本当の事】
上手に嘘をつくコツは、嘘の中に少しだけ本当の事を混ぜることだという。メタ女の世界はもちろんフィクションだが、そこかしこに散りばめられた本当の事がこの世界に奥深さを与えている。



【ま行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・まじゅつ【魔術】
超科学を利用し、自分の精神力を力に変える、魔法のような術。現在のところ5つの魔術体系の存在が確認されている。

気術…気合いを用いて、全身の静電気を球形の塊にし放出する術。大きなダメージを与える技だが、一度に一体の敵しか狙えない。気弾、プラズマ弾、流星気、超気合大弾の4種がある。

炎術…掌どうしの摩擦により起こるプラズマを利用し、空気中の真空エネルギーに発火させる術。空間を爆発させるため、一度に多数の敵を倒すことができる。興隆炎、灼熱炎、爆龍炎、極天炎の4種がある。

雷術…一時的に、空間の位相をドーナツ型からツイストドーナツ型に変化させることによって生まれる余剰エネルギーを放出する術。効果範囲は広いが、敵に与える個々のダメージは比較的少ない。稲妻、いかずち、雷神光、青竜雷の4種がある。

水術…精神力を繰り込んで体力に返還させる回復魔術。単回復、広回復、単大回復、広大回復の4種がある。

召術…通常修得できる特技をすべて修得した者のみが、その資格を与えられる禁断の、最終にして最強の攻撃魔術。異空間より禍禍しきものを召喚しその攻撃力を利用する。アイアン・シェフ、みかん箱人、爆弾五郎、そるじゃあの4種がある。


・まーう゛ぁ【マーヴァ】
円陣バレーを変化させた競技。メタ女で最も盛んな、お昼休みスポーツでもある。2004年京都オリンピックの正式種目最有力候補である。特に、卓美の得意なスポーツであるがことえりも名手として名高い。


・めいよにとうへい【名誉二等兵】
レス伯爵夫人部隊の人間爆弾兵に与えられていた階級。これから察するに人間爆弾は正規兵ではなく捕虜などに階級を与えていたものと思われる。どちらにしてもひどい話だが。


・めすてぃそ【メスティソ】
アメリカの先住民族と白人の混血のこと。美人が多いことで有名。リサリサは日本人の血が入っているため厳密にはメスティソではないが、その美貌は美女揃いのメタ女の中でも群を抜いていたと思われる。



【や行】
【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】 【戻る】

・やせんほう【野戦砲】
隣接しないと攻撃してこないため、砲というよりはバリケードのようなもの。魔術が効かず、直接攻撃か弓でしかダメージを与えられない。601、603、620といったタイプがあり微妙に形状が異なる。


・よしみびにゅうせつ【よしみ微乳説】
その能力、美貌ともに完璧な女性と思われたよしみだが、実は胸が小さいことを気にしているのではないかという、マニュアルの「マニアックなボディ」という記述を曲解したことから生まれた怪説。
体育の時間に揺れない胸を恥ずかしげに体操服に包み、跳び箱の上にペタンと座り込むよしみ。これが「萌え」というものなのであろうか。



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・りりあんあみ【リリアン編み】
まりえの趣味。ここからまりえの武器がリリアン棒だと予想するのは年長組。


・れずびあん【レズビアン】
メタ女は10万人を超えるうら若き女性の集団であり、同一部隊に所属をしている場合など自然発生的に友情以上の関係が結ばれる場合がありえるだろう。本編中にも真由美と由比、弥生と鈴香など公式カップル(?)とおぼしき描写が散見される。


・るあーるそふと【LR-Soft】
ことえりが事務OLとして務めた会社。『メタ女』リメイク先の最右翼か?



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・われらがりそうのために【我らが理想のために】
ネオ天文部の部隊が戦闘開始時にかけるかけ声。おそらくはネオ天文部旗揚げの準備段階からよしみが使った言葉と思われる。


・んごろんごかいだん【ンゴロンゴ会談】
昭和57年にユネスコ世界遺産である野生生物の宝庫、タンザニアのンゴロンゴにおいて、職員会、生徒会、天文部、生物部の4者によって開催された会談。
急速に進歩する破壊兵器のため、器物破損、校舎の倒壊が相次ぎ、超科学兵器の使用制限や、研究開発の制限に関する数々の条約が結ばれた。会談場所にンゴロンゴが選ばれた理由は一部過激派の妨害工作を逃れるためと雄大な自然の中で自分たちの争いの醜さを感じることでスムーズな条約締結を狙ったものと考えられる。



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