杏野はるなですのっ。
国民的アイドルの国民的じゃない感じの問題が色々出て来ております。
私は基本的に、「本人達が３０パーセント悪くて、運営が７０パーセントあかん」派です。
それはどうしてか？ 私のような一匹オオカミ的タレントとは違って、国民的さんには大きな会社がバックについているのです。
では芸能界において大きい会社に所属するメリットはなにか？ ここはなかなか一般的には分かりにくい部分だと思いますので書いて行こうと思います。
それぞれのメリット、デメリットを項目で。
■小さい会社、個人事務所
○メリット
好きな事をやりやすい。他の所属タレント等との足並みを揃える必要がないので、わりと好きな事ができます。私のようなアンチェインな発言をしても責任は自分に返ってくるだけです。覚悟があれば良い。
×デメリット
仕事も自分で取る必要がある。すべて自分で。（実は私は営業をしたことがない）
大きな事務所の運営の仕組みは、新人のレッスン料等を上のタレントの育成に回す。という風になっていることが多く、小さい事務所ではそれをやる事はできません。
また、どことはいいませんが、「枕営業専門のタレント」を用意したりも小さい事務所ではできません。（※自分でやろうと思えば別ですが、すまんすまん）
■大きな会社
○メリット
資金を上のタレント育成に使うことができるので、運営が楽。
営業等、それぞれの担当がいるので仕事を取る事が容易（場合による）である。
代理店、制作会社との繋がりを作りやすい。
×デメリット
タレントは他のタレントと足並み、空気を揃える必要があるので個人で勝手に発言はできない。仕事内容も自分で決定することは難しい。
売り出されるまでに時間がかかる。
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と、すごくざっくり書きますとこうなってきます。
そう考えると、国民的アイドルさんたちは後者の「大きな会社」に所属している事が多く、つまりは「しっかり管理されている」はず。なのです。
その管理こそが大きな会社の利点であり、やらなければいけない事。それなのに、こういった不祥事がガンガンでてくる。これは本人達のプロ意識は別の話として、会社、運営のへぼさ。が浮き彫りになっているということになってしまいます。
長くなりそうな感じですの、次回に分けて書かせていただきますが、
私が現時点で思うのは。
「タレントは事務所がバックにあることを才能の一部だと思った時点で終わりだし、格好悪い」
という事。
※それも含めて芸能界の才能という見方もあっても良い。が私は嫌い。
もう８年くらい前になりますが、私はまだ個人の事務所でやっていました。
そのとき、金八先生の生徒役オーディションに参加したのですが、最後の最後の審査で、面接の方に
「君の個人事務所じゃ絶対に受からないよ、オスカー枠と、ジャニーズ枠で埋まっているから。演技とか、確かに君は確実にすばらしいけれど、残念だね」
と言われ落ちました。何の為のオーディション……？
そのとき思ったのは、じゃあ大手に入ろう！ でなく「逆に絶対大手とか、事務所という名前に頼らないで行こう、そんなものでつかんだ力なんて、だれかの枕営業とか、お金の力じゃん。自分は自分のオリジナルを活かして個人でもがんばる」という事でした。だって、ごり押しで一番自分とのギャップに困るのは周りでなく本人だから。
たまに事務所にタレント応募してくる子が「ここは大手なんですか？」等と聞いてくることがあるのですが、ああ、この子は絶対無理だなって思う。そういう子は絶対に「自分を磨く」のでなく、「磨かれる事」を待っている。そういう子はこの世界向いていない。
国民的アイドルも同じ、大人が作った「枠」に入っているからアイドル。「枠」を取ったら……。それは芸能界の歴史を見てくれば簡単に分かる事。時代は必ず繰り返される。
お金と誰かの（本人もね）枕営業的な力で売れるのがタレント、アイドルなのだったら、私はタレント、アイドルなんて呼ばれなくても一向に構わんッッ。こんな私でも、１５歳からこの世界を始めて約９年で、夢だったゲーム博物館を作れて、海外に小さいけれどホテルを買えたり、会社を作れるくらいにはなった。自分を信じ抜くって大事だ。
杏野はるな、フルネームで生きる。その方が楽しいもん。人は一秒前にも戻れないのだから。
次回へ続く。すまんすまん。
※これはあくまでも杏野はるな個人の考えです。人はそれぞれなので、事務所や組織に頼りまくって、甘えるも良し。ただ、自分が一度決めたら貫け。それが実は近道だ。
杏野はるな、Twitterで皆様とこんな内容も論議しています。杏野はるな公式サイト（写真集、動画、他情報満載です）
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