日本初のエレキギター製造　東京サウンドが営業を停止

　日本で初めてエレキギターを製造した老舗の楽器メーカー、東京サウンド（東京）が、ことし１月末で営業を停止したことが７日、分かった。信用調査会社の帝国データバンクによると、負債総額は約２億２０００万円。修理の依頼などは２月末まで対応するとしている。

　１９３３年に創業し、５６年に法人化した。「Ｇｕｙａｔｏｎｅ（グヤトーン）」ブランドのエレキギターなどを手掛け、バンドブームを追い風に、９０年２月期の売上高は約１０億３７００万円に達した。しかし、欧米ブランドとの競合などで業績が低迷し、１２年２月期の売上高は約１億３０００万円まで落ち込み、資金繰りが悪化していた。