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レーダー照射 どのレベルの決定か慎重に分析
2月6日 5時14分

レーダー照射 どのレベルの決定か慎重に分析

先月、海上自衛隊の護衛艦が、中国海軍の艦艇から射撃管制レーダーを照射されたことについて、防衛省は、レーダー照射が、中国政府や現場指揮官など、どのレベルで決定されたのか、慎重に分析することにしています。

防衛省によりますと、先月30日、東シナ海で、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」が、中国海軍のフリゲート艦から、およそ3キロの距離で射撃管制レーダーを照射されました。
さらに先月19日にも、同じ東シナ海で、海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」から飛び立ったヘリコプターが、中国海軍の別のフリゲート艦から、数キロの距離で、射撃管制用とみられるレーダーを照射されました。
射撃管制レーダーは、ミサイルなどを発射する際、目標を追尾するための特別なレーダーで、今回、ミサイルなどは発射されていませんが、防衛省は、極めて特異なケースだとしています。
一方で、9年前の平成16年には、中国海軍の潜水艦が、海に潜ったまま、沖縄県の石垣島沖の日本の領海を侵犯したものの、中国政府は、誤って領海を侵犯したとして、遺憾の意を表明しました。
このため防衛省は、今回のレーダー照射が、中国政府や現場指揮官など、どのレベルで決定されたのか、慎重に分析することにしています。

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