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インフルエンザ患者 推計で214万人2月1日 14時3分
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インフルエンザの流行が全国でさらに拡大し、先月27日までの1週間に医療機関を受診した患者は去年のピーク時を上回る214万人に上ったとみられることが分かりました。
国立感染症研究所が、都道府県からの報告を基に推計したところ、先月27日までの1週間に各地の医療機関を受診したインフルエンザの患者は、前の週よりも74万人増え、全国で214万人に上ったとみられることが分かりました。
これは去年のピーク時の211万人を上回り、平成21年に当時の新型インフルエンザの流行をきっかけに、週ごとの推計患者数の公表が始まってから最も多くなりました。
年齢別では、5歳から9歳が35万人と最も多く、次いで10歳から14歳が30万人、30代が26万人などとなっていて、小学校や中学校での流行に加え、その親に当たる世代でも感染が広がっています。
流行状況を示す1つの医療機関当たりの患者の数は36.44人で、新潟県が53.81人、千葉県が53.22人、長崎県が50.91人などすべての都道府県で前の週を上回りました。
国立感染症研究所の安井良則主任研究官は、「インフルエンザは流行のピークに入りつつある。ことしは、大人の患者が多いことが全体の患者数を押し上げている。家族からの感染が要因の1つとみられるので、家庭でもこまめな手洗いやマスクの着用といった予防策を心がけてほしい」と話しています。
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