彼や夫に、友人に、聞いてもらいたくて話しているのに、何となく相手は心ここにあらず……。会話中の相手の態度から「私の話、ちゃんと聞いているの?」と、不愉快に感じたことはありませんか。
真剣に話しているのに、聞いてもらえないのは辛いですよね。
でも、これって裏を返せば、つい自分もやってしまっているかもしれません。
こんなことを何度かやると「この人とは話したくない」と思われてしまうかも。相手との関係にヒビが入ってしまいますね。
そんな、相手を不愉快にさせてしまう会話の受け答えについて、組織や夫婦の関係性のコーチングを行う、プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチの平田香苗さんにうかがいました。今回は「話を聞いていないな」と思われてしまう、まずい受け答えを、5つ紹介します。
■1:顔を上げない、顔を見ないで話を聞く
話しかけられたときに、スマホ画面やテレビを見たまま生返事、料理中にまな板やコンロから顔を上げない。ついやってしまいがちなことですが、相手には「無視されている」「心ここにあらず」「聞いてないな」と思われてしまうそうです。
聞き始めたときは顔を見ていたけれど、途中から周りをきょろきょろ、というのも同様。気をつけたいものです。
■2:話を遮る
相手が話している途中で、つい自分の考えやアドバイスを話したくなり、遮ってしまう。これもNGです。話の途中で遮られると、相手には「話をちゃんと聞いてもらえない」という不完全感が残ってしまいます。
■3:話を取り上げて自分のことばかり話してしまう
自分のことばかり話してしまうというのは、「話を聞いていない」と思われてしまうどころか、実際“聞いていない”レベル。「私に限って」と思われるかもしれませんが、性別に関係なく、無自覚にこれをやっている人は多いそうです。相手のために聞くならば、自分の話はちょっと横に置いて、とことん聞いてあげたられたらいいですね。
■4:話の途中でどこかへ行ってしまう
共働きで忙しかったりすると、家事の最中などに止まって話をじっくり聴くことは意外と難しいもの。それだけに、ついやってしまいがちなことだそうですが、これでは会話が中途半端になってしまいますね。
■5:ため息をつく、そわそわと落ち着かない
こんな受け答えは、何となく「つまらないのかな」、「本当は話を聞いていたくないのかも」などと思われてしまいます。
何か気になることがあって、話を聞くことに集中できそうにないときは、むしろ先に、話に集中できない自分の“事情”を相手に話してしまうのがよいとのこと。口に出すことで意外とスッキリして話に耳を傾けられるそうです。
いかがでしたか。「そんなことはしない」と思っている方ほど、知らないうちにやっているかもしれません。日頃の自分の受け答えを、ちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか。
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【取材協力】
※ 平田香苗・・・米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ。ワーキングマザー支援団体Woman’s Vision代表。パーソナル・コーチングおよび組織・夫婦の関係性のコーチングの他、企業・官公庁研修や女性向けワークショップの講師・ファシリテーターを行う。コーチングサイト『Karika Coaching』、ブログ『後回しにしない生き方しない?』も好評。メルマガ『夢がどんどん現実になる-あなたの力を引き出す方法』配信中(購読無料)。