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【サッカー】

岡崎2発 史上4人目のAマッチ30ゴール到達

2013年2月7日 紙面から

日本−ラトビア 後半、GKをかわして自身この試合2点目のゴールを決める岡崎=ホームズスタジアム神戸で(今泉慶太撮影)

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◇キリンチャレンジカップ2013 日本3−0ラトビア

 サッカーの日本代表は6日、ホームズスタジアム神戸で行われた国際親善試合「キリンチャレンジカップ2013」でラトビア代表と対戦し、3−0で快勝した。先発メンバーに欧州組10人を並べた日本は序盤から主導権を握り、前半41分に兵庫県出身のFW岡崎慎司(シュツットガルト)が地元凱旋弾。日本代表で史上4人目の国際Aマッチ30ゴールに到達した。後半にもFW本田圭佑(CSKAモスクワ)、岡崎が連続ゴールを決めてラトビアを突き放した。

 決して美しくはない。しかし、岡崎の目の前にチャンスは巡ってくる。記念すべき日本代表30得点目もそんなゴールだった。前半41分、攻め上がった内田の放ったシュート気味の“クロス”が、岡崎の前に飛んでくる。抜群の反射神経で伸ばした背番号「9」の右足に当たり、ボールはゴールネットに吸い込まれた。

 「内田には『早いクロスをくれ』と言ってあった。DFとGKの(間の)めっちゃ狭いところでも、そこにボールが来さえすれば(ゴールが)入るところがある。そこに出してくれと言ってあった。あれがシュートかどうかは内田に聞いてください。だから決まったというより決めたというゴールです」と、岡崎は会心の笑みを浮かべた。さほど上背のない男が「世界で勝負できる場所」として考えてきたのが、DFとGKのほんのわずかな間だった。

 代表では、久しぶりの1トップで先発出場した。慣れぬ間合いから出だしこそ、戸惑ったが、前半の途中から「サイドへ流れたり、裏へ抜ける動きとかで相手のラインを下げられた。そこはうまくいった部分」と自ら納得するプレーができた。そして、後半はゴールを量産している右サイドへ。2−0で迎えた後半16分、香川のパスを受けると相手GKをかわして左に流れながら左足で押し込んだ。それは今年初勝利を決定つけるトドメのゴールだった。

 これで岡崎の国際Aマッチ通算得点は「31」。歴代通算ゴール記録の上位には「75」の釜本邦茂氏、「55」の三浦知良(横浜FC)、そして「アジアの核弾頭」という異名を取った「37」ゴールの原博実氏(現技術委員長)しかいない。あと6点に迫った原技術委員長からは「早くオレを抜け」と、昨年のアジア最終予選が始まった6月には指令がでていたという。「できれば今年中には抜きたい」と力強く言い切った。貪欲に進化を続ける26歳の岡崎はまだまだこの数字を伸ばしていきそうだ。 (荒川敬則)

 

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