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【格闘技】

村田 プロ入り後米国拠点

2013年2月7日 紙面から

絶妙トークで榊原郁恵さん(左)を笑わせる村田(中)(竹下陽二撮影)

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 ロンドン五輪のボクシング男子ミドル級金メダリスト村田諒太(27)=東洋大職=が、プロ入り後は、ボクシングの本場、米国を練習拠点にする計画であることが6日、明らかになった。中量級選手が少ない日本より、米国で腕を磨こうという狙い。村田が本気でプロの世界でも、ナンバーワンを目指そうという決意の表れだ。

 プロ転向が注目される村田は、NHKテレビの「世界王者誕生プロジェクト セカイオー!」(23日午後8時から放送)の収録に臨んだ。

 様々な珍大会で、世界王者を誕生させていく番組だったが、ゲスト出演の村田は「すごく楽しかった。次からレギュラーで出たい」と上機嫌。そこで、漫才のますだおかだの岡田圭右さんに「何、言ってるんですか? アンタ、プロ行くんでしょ」と鋭く突っ込まれた。会見では、例によって、番組以外の質問はNGだったが、予期せぬ身内からの質問に「いやいや、記者さんもいっぱい来てるんで…」とごまかした。正式にプロ入りは明言していないが、まんざらでもなさそうな表情だった。

 プロ入りに関しては、主導するフジテレビと受け入れ先として最有力の三迫ジムを中心に水面下での交渉が行われている模様。そして、ここにきて浮上してきたのが、村田が日本のジムに所属しながら、米ロサンゼルスかラスベガスに練習拠点を置くプランだ。

 「プロの世界で一番を目指すわけだから、当然、そうなるでしょう」と村田に近いボクシング関係者。日本は、軽量級王国で、中量級以上となると、層が極端に薄い。十分な練習環境を確保するのは難しい。この点、米国なら中量級の猛者がいくらでもいるし、切磋琢磨(せっさたくま)できる。ついでに、名前も売れるし一石二鳥。村田は英語学習にも興味津々という。所属先となるジムが、このプランを受け入れるかどうかは今のところは流動的だが、村田は覚悟を決めて、荒波に飛び込む腹を固めたようだ。 (竹下陽二)

 

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