中学の全学年で３５人学級、滋賀　いじめ対応強化

　滋賀県教育委員会は公立中の１年のみで実施していた３５人学級を、２０１３年度から２、３年にも拡大することを決めた。市町の判断で、教科に応じた少人数指導も選択できるようにする。県が７日に発表した予算案に教員増員の人件費を盛り込み、クラスの増加に対応する。

　大津市の中２男子自殺問題では、学校や教員の認識や判断が不十分だったことが指摘された。教員を増やし、目が届きやすい少人数クラスを実現することで、いじめ問題への対応を強化する狙いもあるとしている。