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“ロケットに乗ったサル”に疑いの声
2月6日 7時56分

“ロケットに乗ったサル”に疑いの声
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イランが先月、サルをロケットに乗せて打ち上げ、生還させることに成功したと発表し、科学技術力をアピールしたことについて、インターネット上などでは「打ち上げ前と帰還後でサルの顔が違い、同じサルであるか疑わしい」として、イラン政府の発表を疑う声が上がっています。

イラン政府は先月28日、「サルをロケットに乗せて宇宙空間に打ち上げたあと、無事に生還させた」として、サルの写真も合わせて発表し、欧米各国が経済制裁を科すなかでも科学技術が進展していることをアピールしました。
この写真を巡って、インターネット上などでは、「打ち上げ前のサルの顔には目の上にあざのようなものがあるのに、帰還後とされるサルの顔からはなくなっており、同じサルであるか疑わしい」として、イラン政府の発表を疑う声が上がっています。
これについて、アメリカ国務省のヌーランド報道官も、記者会見の中で「打ち上げ前と帰還後とされるサルが同一なのか、大いに疑問だ」と笑いながら述べ、イランの発表を真剣には受け止めていないことをうかがわせました。
イラン政府は今のところ公式な反応を示していませんが、AP通信によりますと、イランの当局者は「打ち上げ前に国内のメディアが別のサルの写真を報じてしまい、混乱が生じた」などと主張しているということです。

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