八重樫　３月に初著書、五十嵐戦へ手の内明かすも「問題ない」

３月に発売する初の著書を手に笑みを見せる八重樫東 Photo By スポニチ

　ボクシングの前ＷＢＡ世界ミニマム級王者、八重樫東（２９＝大橋）が３月４日に初の自著「我、弱き者ゆえに―弱者による勝利のマネジメント術」を発売すると発表した。

　同書の中では、４月８日（東京・両国国技館）のＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ、五十嵐俊幸（２９＝帝拳）戦へ向けた手の内を明かしているそうで「（アマ時代に）４回戦っているので問題ない。これからの練習が全て」と余裕を見せた。

　今回の出版は判定負けした昨年６月の井岡一翔（井岡）とのＷＢＡ・ＷＢＣ王座統一戦で、目を大きく腫らしながらの壮絶な打ち合いが評価されてのもの。大橋秀行会長からは「負けて本を出す人は初めてじゃないですか。普通は読みたくないですよ」とからかわれたが、八重樫は「（次戦に）勝って、たくさんの人に読んでもらいたい。モチベーションの一つにしたい」と前向きに語った。