今夜ご紹介する本

2013.02.07(thu)
おすしのせかいりょこう(金の星社)
著:竹下文子
江:鈴木まもる

「おすしのせかいりょこう」後編

コトトン コトトン コトトン トン!旅にでた「おすし」達。
ニューヨークにリオ!お次は「スパゲッティに ピザ」の国。
そしてお次は「ボンジュール マドモワゼル」の国。
パンもいいけどご飯にさかなでおすしだよ〜!!
コトトン コトトン コトトン トン!
もっと南へ進んだら…南極だ!
いろんな国、人がいるんだね〜。おすしの旅はまだまだ続く。

Present

毎週5名様に番組オリジナル の図書カード2,000円分をプレ ゼントいたします。 番組へのメッセージとともに 是非ご応募ください!
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放送スケジュール

2012.11.01(thu)
りんごのなかのビリー(あかね書房)
著:ひだ きょうこ
「りんごのなかのビリー」第三夜

ビリーの愉快な話を載せた「リンゴの中のビリー新聞」
最初に届いたのは、いつもけんかばかりしている腹ペコの
双子のくまの所。2匹は愉快な話を読んで肩を抱いて踊り始めました。
2枚目の新聞を受け取ったのは海の底の魚たち。
みんなで愉快な話に耳を傾けます。
でも、3枚目の新聞が届いたのは…とんでもない魔女の家でした。

りんごのなかのビリー(あかね書房)

2012.11.02(fri)
りんごのなかのビリー(あかね書房)
著:ひだ きょうこ
「りんごのなかのビリー」最終夜

とんでもな魔女のところに届いた最後の1枚は、
魔女の鍋の中へ入ってしまいました。
悪だくみを書いた紙とビリーの新聞。
グルグル、ぐつぐつと煮込まれていきます。
魔女のわるーい魔法は、愉快なお話と中和されて
ちっとも悪いことはおこりません。

りんごのなかのビリー(あかね書房)

2012.11.05(mon)
ちょうになったぞう(フレーベル館)
著:絵:佐々木 マキ
きれいなちょうにあこがれるこどものぞう。
はいいろのぞうなんて…ぐすぐす泣きだした。
そこに、カメレオンおじいさんがあるおまじないを教えてくれた。
「ちょうになりたいぞう」それは不思議な不思議な魔法。
泣き虫のこどののぞうは、お花畑へと出かけます。
目を開けるとびっくり!!ぞうはちょうになれたのでしょうか?

ちょうになったぞう(フレーベル館)

2012.11.06(tue)
だいじょうぶ だいじょうぶ(講談社)
著:絵:いとう ひろし
「だいじょうぶ だいじょうぶ」前編

ぼくがいまよりずっと赤ちゃんに近く
おじいちゃんがいまよりずっと元気だった頃。
毎日のようにお散歩を楽しんでいました。
おじいちゃんと手をつないで歩いていると
ぼくの世界は魔法にでもかかったようにどんどんひろがっていった。
でも広くて大きな世界には、困ったことも怖いこともたくさんあります。
だけど、おじいちゃんが助けてくれます。

だいじょうぶ だいじょうぶ(講談社)

2012.11.07(wed)
だいじょうぶ だいじょうぶ(講談社)
著:絵:いとう ひろし
「だいじょうぶ だいじょうぶ」後編

毎日のように散歩を楽しんでいたぼくとおじいちゃん。
目の前の世界が大きく広がり不安なことも増えたけど
おじいちゃんはいつもおまじないのように
「だいじょうぶ だいじょうぶ」と手をにぎります。
それは、言葉が分からなくても心が通じること。
なんど「だいじょうぶ だいじょうぶ」を繰り返しただろう…
なんども転んだし、なんども病気もしたけど
「だいじょうぶ だいじょうぶ」

だいじょうぶ だいじょうぶ(講談社)

2012.11.08(thu)
ヤギとコオロギ(こぐま社)
(子どもに語るイタリアの昔話 より)
著:訳:再話:剣持弘子
再話強力:平田美恵子
「ヤギとコオロギ」前編

むかし、立派なぶどう畑年をもっているおばぁさんがいました。
秋になると上等なぶどうができます。
おばぁさんは、そのぶどうでワインを作り暮らしていました。
そんなある日、ぶどう畑にやぎが現れおばぁさんが作ったぶどうを
食べています。追い払おうとしてもなかなかうまくいきません。
そこへ、ロバがやってきてやぎを追い払ってくれるというのです。
その次は、犬がやってきて、またやぎを追い払ってくれるというのです。

ヤギとコオロギ(こぐま社)
(子どもに語るイタリアの昔話 より)

2012.11.09(fri)
ヤギとコオロギ(こぐま社)
(子どもに語るイタリアの昔話 より)
著:訳:再話:剣持弘子
再話強力:平田美恵子
「ヤギとコオロギ」前編

やぎにぶどう畑を荒らされて泣いていたおばぁさん。
そこへ、今度は犬がやってきてやぎを追い払らおうとしました。
しかし…犬にもやぎは追い払えませんでした。
おばぁさんはまた座り込んで泣きはじめました。
そると今度は、コオロギがやってきました。

ヤギとコオロギ(こぐま社)
(子どもに語るイタリアの昔話 より)

2012.11.12(mon)
なみだどろぼう(新樹社)
著:キャロル・アン ダフィ
絵:ニコレッタ セコリ
訳:こしば はじめ
「なみだどろぼう」第一夜

ある夕方遅くになみだどろぼうが街に忍び込みました。
なみだどろぼうは、姿を隠しながら「なみだ」を探しています。
じっと聞き耳を立てていたら、どこかで子供が泣いています。
忍び足で泣き声に近づきます…。
男の子が湯船につかったまま泣いています。

なみだどろぼう(新樹社)

2012.11.13(tue)
なみだどろぼう(新樹社)
著:キャロル・アン ダフィ
絵:ニコレッタ セコリ
訳:こしば はじめ
「なみだどろぼう」第二夜

泡だらけになりながら泣く子供。
大粒の涙が転がり落ち、なみだどろぼうは飛びつきました。
そして、ザックに涙をしまいました。
すると、子供の涙は消え、笑顔になっていました。
今度は、25番地の窓から泣き声が聞こえました。
なみだをたくさん集めました。
なみだどろぼうが涙をたくさん集めれば集めるほど
子供は泣き疲れてしまうのです。

なみだどろぼう(新樹社)

2012.11.14(wed)
なみだどろぼう(新樹社)
著:キャロル・アン ダフィ
絵:ニコレッタ セコリ
訳:こしば はじめ
「なみだどろぼう」第三夜

小雨が降り始め街灯の下がオレンジ色に光る頃、
なみだどろぼうは大忙しです。
ザックの中にはたくさんの涙であふれています。
どの涙も音をたてて光り輝きます。
それぞれが違った宝石のようです。
エメラルドにルビー、トルコ石にムーンストーン。
街角の街灯の下、泣き声をあげずに泣いている
1人の女の子に出会いました。

なみだどろぼう(新樹社)

2012.11.15(thu)
なみだどろぼう(新樹社)
著:キャロル・アン ダフィ
絵:ニコレッタ セコリ
訳:こしば はじめ
「なみだどろぼう」第四夜

街灯の下で出会った女の子の涙は特別な涙でした。
それは、心からの悲しい涙。
なみだどろぼうは、女の子のほっぺから涙を1粒とりました。
その時、水たまり越しに目が合ったのです。
あなたの涙は、ダイアモンドより値打ちのある涙。
女の子は聞きます。
「どうしてそんなに値打ちがあるの??」

なみだどろぼう(新樹社)

2012.11.16(fri)
なみだどろぼう(新樹社)
著:キャロル・アン ダフィ
絵:ニコレッタ セコリ
訳:こしば はじめ
盗んだ涙を集めて月に流し込んでいるの…。
なみだどろぼうは言いました。
とても悲しい、本当の涙を流した女の子。
でも、その後なみだどろぼうは姿を消していました。
そして、雨はすっかりあがり水たまりも少なくなって
今度は、美しい月があたりに降り注いでいました。

なみだどろぼう(新樹社)

2012.11.19(mon)
いのししイノコ (童心社)
(こぎつねコンとこだぬきポン より)
著:松野正子
絵:二俣英五郎
「いのししイノコ」第一夜

ある山の中にいのししの娘が住んでいました。
名前は、イノコ。イノコは立派なお婿さんを見つける為に
山道を勢いよく走って行きました。
その姿を見た、鹿の娘は言いました
「あんなにドタバタ走らずに軽々…私みたいに」
「まぁ、素敵」イノコは、また走りだしました。
しかし、足の短いイノコには無理でした。
その時、美味しそうなコケをみつけフガフガと鼻を鳴らして
むしゃむしゃ食べました。するとそこに今度は
猿のさるこが見ていて言いました…「私みたいに」
関心したイノコが真似をすると転んでしまいました。

いのししイノコ (童心社)
(こぎつねコンとこだぬきポン より)

2012.11.20(tue)
いのししイノコ (童心社)
(こぎつねコンとこだぬきポン より)
著:松野正子
絵:二俣英五郎
「いのししイノコ」第二夜

さるこに食べ方を注意されたイノコでしたが、
尻もちをついてしまい断念。
練習しても上品には食べられなさそう…。
するとそこに、きつねののきねこが現れました。
きねこも言いました「お婿さん探しには素敵な姿が大事」
「私の毛並みをご覧なさい」イノコの毛はツンツン堅くて
きねこさんみたいにつやつやしてないわぁ・・・。
またため息をついた瞬間、藪の中からオスのいのししが現れました。
でも、どこか様子がおかしいみたい。

いのししイノコ (童心社)
(こぎつねコンとこだぬきポン より)

2012.11.21(wed)
いのししイノコ (童心社)
(こぎつねコンとこだぬきポン より)
著:松野正子
絵:二俣英五郎
「いのししイノコ」最終夜

藪の中から現れたオスのいのししとイノコは2匹
仲良くコケを食べていたら、ちかくに犬の気配が。
いのししをうちにきた猟師の犬です。
この辺りの道に詳しいイノコはオスのいのししを誘導します。
一緒に走って、走って、犬から逃げ切りました。
するとオスいのししは、イノコに旅の目的を告げました。
それは、イノコにとってとても幸せな告知でした。

いのししイノコ (童心社)
(こぎつねコンとこだぬきポン より)

2012.11.22(thu)
おやすみ、はたらくくるまたち
(ひさかたチャイルド )
著:シェリー・ダスキー リンカー
絵:トム リヒテンヘルド
訳:福本友美子
「おやすみ、はたらくくるまたち 」前編

広い広い工事現場でせっせとはたらくくるまたち。
朝からすっとはたらいて、そろそろあくびが出る時間。
あと少しでしごとも終わり。
クレーン車は、長いブームを縮めて体をまるめ静かに目を閉じました。
おやすみ、クレーン車。そして、ミキサー車もおやすみ。

おやすみ、はたらくくるまたち
(ひさかたチャイルド )

2012.11.23(fri)
おやすみ、はたらくくるまたち
(ひさかたチャイルド )
著:シェリー・ダスキー リンカー
絵:トム リヒテンヘルド
訳:福本友美子
「おやすみ、はたらくくるまたち 」後編

ダンプカーは、荷台を下げてライトを消して疲れたタイヤを
休ませる。おやすみ、ダンプカー。
元気にはたらいたブルドーザーも、そろそろ眠くなってきた。
やわらかい土のベットによこたわり、おやすみブルドーザー。
ショベルカーは、あと少し穴を掘ったら今日のしごとは終わり。
おやすみ、ショベルカー。

おやすみ、はたらくくるまたち
(ひさかたチャイルド )

2012.11.26(mon)
走れメロス 新装版(講談社)
著:太宰治
絵:村上豊
「走れメロス」第一夜

妹の結婚式の準備の為、メロスは村を出て
野を越え山越え、十里はなれたシラクスの市にはるばるやってきた。
必要な品々を買い揃えた後、街を歩いていた。
このシラクスには、竹馬の友「セリヌンティウス」がいる。
その友を訪ねてみようと考えていたら、街の様子があやしく感じた。
なぜだか、ひっそりしている。街の人に聞いてみると、あたりをはばかるように
小さな声で答えた…「王さまは、人を殺します。」
聞いて、メロスは激怒し暴君ディオニスのもとへと向かったのだ。

走れメロス 新装版(講談社)

2012.11.27(tue)
走れメロス 新装版(講談社)
著:太宰治
絵:村上豊
「走れメロス」第二夜

王は、メロスに言いました。
「わたしは、人のはらわたの奥底が見えすいてならぬ」
王にさからったメロスは、処刑されることに。
しかし、妹の結婚式をあげさせるため3日の猶予をもらう。
必ず戻る証拠として、竹馬の友「セリヌンティウス」を人質に。
約束を必ず守るとメロスは出かけた。初夏、満点の星である。
一睡もせず村まで十里ある道のりをかけぬけた。

走れメロス 新装版(講談社)

2012.11.28(wed)
走れメロス 新装版(講談社)
著:太宰治
絵:村上豊
「走れメロス」第三夜

妹の結婚式も無事に終え。
約束の日の朝、これからすぐに出発すれば刻限までには
十分間に合うだろう。身支度を整え雨の中を矢のごとく走り出た。
「わたしは、今宵、殺される。殺されるために走るのだ
身代わりの友を救うために…走るのだ」
若いメロスにはつらかった。幾度か立ち止まりそうになったが
走り続けた。しかし、昨夜からの雨で川が氾濫しているではないか。
橋は破壊され、メロスの足は止まってしまった。
太陽が沈まぬうちにセリヌンティウスの元へと行かなければ。
天にも仰いで男泣きしたメロス。もはや、泳ぎきるよりほかにない。
濁流にも負けぬ強い心で、メロスは荒れ狂う波を相手にかき分けていく。

走れメロス 新装版(講談社)

2012.11.29(thu)
走れメロス 新装版(講談社)
著:太宰治
絵:村上豊
「走れメロス」第四夜

濁流を泳ぎ切りここまで走り続けてきたメロスの足が止まる。
疲れきって動けなくなるとは、自身を奮い立たせるも
体は疲れきって横になった。もう精も根もつきはてた。
友よ許してくれ…。ふと耳に水が流れる音が聞こえた。
水を両手ですくって一口のんだら、なんだか夢から覚めたように
わずかながらに希望が生まれた。日没までにはまだ間がある。
わたしは、信じてくれる友がいる。メロスは、また走りだした!

走れメロス 新装版(講談社)

2012.11.30(fri)
走れメロス 新装版(講談社)
著:太宰治
絵:村上豊
「走れメロス」最終夜

道行く人を押しのけメロスは走った。
なりふり構わずに走り続けた。メロスは、ほとんど全裸体であった。
最後の死力をつくし刑場へと突入したその時、
すでにはりつけの柱が高々と立てられなわを打たれたセリヌンティウスが
釣りあげられていた。それを目にしたメロスは群衆をかき分け
友の足にしがみついた。セリヌンティウス、約束通り戻ってきたぞ。
メロスが帰ってきたぞ。

走れメロス 新装版(講談社)