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2012.08.01(wed)
- こんにゃろとうちゃん(岩崎書店)
- 著:絵:梅田俊作・佳子
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「こんにゃろとうちゃん」前編
海を行く約束していたのに、とうちゃんが仕事で行けないって。 嘘をついたとうちゃんが悪いんだ。 むしゃくしゃする思いでボールを蹴飛ばす。 夏休みのがらんとした校庭にその音は響き渡る。 すると、とうちゃんがアイスを持ってやってきた…。 「海行けなくて悪かった」と、あやまるとうちゃんに 「仕事なら約束破ってもいいのか?ずるいよ大人は…」と、 心の中で呟いた。
こんにゃろとうちゃん(岩崎書店)
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2012.08.02(thu)
- こんにゃろとうちゃん(岩崎書店)
- 著:絵:梅田俊作・佳子
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「こんにゃろとうちゃん」後半
海へ行く約束を破ったとうちゃんに、ぼくは怒っています。 すると、とうちゃんが海へ行きたかったと語り始めます。 ぼくだって、とうちゃんだって、海に行きたかったんだぞ! とうちゃんと、思いっきり遊びたかったんだ! 2人はボールを蹴り合いながら思いのたけを叫ぶ。 こんにゃろ、こんにゃろ、こんにゃろとうちゃん!!
こんにゃろとうちゃん(岩崎書店)
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2012.08.03(fri)
- 金子みすゞ童謡全集(JULA出版局)
- 著:金子みすゞ
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東日本大震災の後、公共CMで流れた
大正末期の童謡詩人、金子みすゞの「こだまでしょうか」という詩。 この詩に励まされたり、癒されたりした方も多いんじゃないでしょうか。 今回は、 〜みんなちがってみんないい〜こんなフレーズが有名な 「わたしと小鳥とすずと」そして、「蓮と鶏」の世界へと誘います。
金子みすゞ童謡全集(JULA出版局)
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2012.08.06(mon)
- ロバのポコとうさぎのポーリー(童心社 )
- 著:絵:とりごえまり
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「ロバのポコとうさぎのポーリー」前編
四葉のクローバーを食べようとするロバのポコに うさぎのポーリーは話しかけます。 『クローバーを持っていると楽しい事や嬉しい事にいっぱい 出会えるんだよ!おばぁちゃんが教えてくれたの』 四葉のクローバーが欲しくなったロバのポコ。 うさぎのポーリーが一緒に探してくれる事になりました。 でも、2人は仲良く遊んでいるうちに… クローバー探しを忘れていない??
ロバのポコとうさぎのポーリー(童心社 )
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2012.08.07(tue)
- ロバのポコとうさぎのポーリー(童心社 )
- 著:絵:とりごえまり
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「ロバのポコとうさぎのポーリー」後編
四葉のクローバーを探しにいく途中だったんだ!! 今度は、匂いをもとに探してみよう!! クローバーの匂いのする方へ向かいます。 ポコポコ歩いていたらクローバーがたくさん咲いている場所を ようやくみつけました!だけど、なかなか四葉のクローバーが みつかりません。ポーリーは三つ葉のクローバーであるものを作って ポコにプレゼントしました!
ロバのポコとうさぎのポーリー(童心社 )
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2012.08.08(wed)
- いとしのローラ(集英社)
(「ショート・トリップ」より)
- 著:森絵都
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真冬の雪山登山。
雪に埋もれ吹雪の中トミーは薄れゆき意識の中で 「あぁ、もう駄目だ…」と、呟いた。 故郷のいとしのローラ。かわいい彼女の事を思う。 胸を詰まらせたその瞬間、耳元でローラの声が聞こえる。 弱り切った心と体のトミーは、幻聴のローラの声に耳を傾ける。 が、ローラが放った言葉とは・・・?
いとしのローラ(集英社) (「ショート・トリップ」より)
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2012.08.09(thu)
- 金子みすゞ童謡全集(JULA出版局)
- 著:金子みすゞ
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大正末期の童謡詩人、金子みすゞの詩の世界へいざないます。
今夜は、「砂の王国」そして「世界中の王様」の2編紹介。
世の中を思い通りに動かせるおとぎ話の中の王様。 あなたは、もし生まれ変われるとしたら「王様」になりたいですか?
金子みすゞ童謡全集(JULA出版局)
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2012.08.10(fri)
- かにの親子(チャイルド本社)
(「読み聞かせイソップ50話」より)
- 著:よこたきよし 絵:飯岡千江子
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かにの親子が海辺を歩いていました。
子がには嬉しくてあっちへちょろちょろ、こっちへちょろちょろ。 するとお母さんがにが「まっすぐ歩きなさい!お行儀が悪い」と叱るのです。 子ガニは、きょとん。お母さんはまっすぐ歩けるの?? 自分も出来ない事を教えるのはとても難しい…。
かにの親子(チャイルド本社) (「読み聞かせイソップ50話」より)
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2012.08.13(mon)
- またおいで(あかね書房 )
- 著:もりやまみやこ
絵:いしいつとむ
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またおいで」第一夜
キツネの子は自転車に乗って公園へ出かけました。 すると向かいのベンチで不安そうにしているウサギの女の子を 見つけました。初めてみかける子です。 放っておけなくて思わず声をかけました。 「どうしたの?」 すると、ウサギの子は「お父さんが戻ってこないの?」と涙ぐみました。 10分ほどで帰ってくるはずなのに戻ってこないと泣くのです。
またおいで(あかね書房 )
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2012.08.14(tue)
- またおいで(あかね書房 )
- 著:もりやまみやこ
絵:いしいつとむ
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「またおいで」第二夜
キツネの男の子はウサギの女の子の涙をみながら 10日ほど前のある出来事を思い出したのでした。 それは大雨の午後、お母さんが近くのスーパーで買い物をする間 弟と2人で留守番をしていた時の事、窓の外に大きな雷がひかり とても不安で怖い思いをしました。 同じように不安な思いをしているウサギの女の子を励ますのでした。 さぁ、涙を拭いて…お気に入りのハンカチを貸してあげました。
またおいで(あかね書房 )
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2012.08.15(wed)
- またおいで(あかね書房 )
- 著:もりやまみやこ
絵:いしいつとむ
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「またおいで」第三夜
戻ってこないお父さんを心配して涙を流す ウサギの女の子。 キツネの男の子は、赤い屋根のお家の刺繍が入った ハンカチを貸してあげました。 「お父さん、私をおいて帰ってしまったんだわ」また ぽろぽろと涙を流します。キツネの子はいいことを思いつきました! 自転車の後ろにウサギの子を乗せて家まで送って行こう。 でも、戻ったらウサギの子はいませんでした…。
またおいで(あかね書房 )
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2012.08.16(thu)
- またおいで(あかね書房 )
- 著:もりやまみやこ
絵:いしいつとむ
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「またおいで」最終夜
自転車を取りに行っている間にウサギの女の子は 青い車に乗って行ってしまいました。 「行っちゃった…」と、思わず小さく声にしたキツネの子は しばらくの間、ベンチに座っていました。 ウサギの子に貸したハンカチもそのまま。 いつか自転車で、赤い屋根の家を探せばいいか… なんて考えていたらぽんっと肩をたたかれました。
またおいで(あかね書房 )
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2012.08.17(fri)
- かえりみち(理論社)
(「あーちゃん ねじめ正一詩集」より)
- 著:ねじめ正一
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あーちゃんが学校の帰り歩いていたら
後ろから、さとるくんの足音がする。 あーちゃんは、歩くスピードを落として さとるくんとの距離を縮めてみた…けど、さとるくんはいなくて。 さとるくん、隠れたているの?でも、かくれんぼじゃないのよ。
かえりみち(理論社) (「あーちゃん ねじめ正一詩集」より)
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2012.08.20(mon)
- 銀河鉄道の夜(角川書店 )
- 著:宮沢賢治
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「銀河鉄道の夜」第一夜
銀河系(天の川)についての授業中、先生から質問を受けた少年ジョバンニ。 彼は、最近アルバイトが忙しく教室でも眠く本を読む暇もない生活を 送っていたので質問に答えられませんでした。 クラスメイトのザネリはその姿を見て笑いました。 なかなか答えられないジョバンニに困り先生は元気よく手を挙げた カムパネルラに再び問いました、するとジョバンニと仲が良いカムパネルラは 同じくもじもじするばかり…。 でも、質問された答えを本当は知っていたカムパネルラ。 きっと毎日忙しくしているジョバンニを可哀そうだと思い答えなかったのだ。 ジョバンニはなんだか2人して哀れな気持ちになるのでした。
銀河鉄道の夜(角川書店 )
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2012.08.21(tue)
- 銀河鉄道の夜(角川書店 )
- 著:宮沢賢治
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「銀河鉄道の夜」第二夜
ジョバンニは、病気で伏せっている母のため牛乳を 取りに出かけることにしました。その晩は「銀河のお祭り」の夜。 ジョバンニは少しだけ見学しようと町に行ったのですが、 道中クラスメイトのザネリにからかわれて町とは反対の黒い丘の方へと 向かうのでした。そこでは、野原から汽車の音が聞こえてきました。 そして、どこからか不思議な声が聞こえてきます。 「銀河ステーション、銀河ステーション」 すると、目の前がいきなりパっと明るくなりました。
銀河鉄道の夜(角川書店 )
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2012.08.22(wed)
- 銀河鉄道の夜(角川書店 )
- 著:宮沢賢治
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「銀河鉄道の夜」第三夜
誰もいない丘で寝ころんで夜空を眺めていたら 突然「銀河ステーション」と聞こえ、辺りがパっと明るくなりました 気が付くとジョバンニは列車の中にいました。 そこには、見覚えのある後ろ姿が… それは、カムパネルラでした。 君は、ずっとそこにいたのかい? 不思議な気持ちのまま列車は進み、サウザンクロスへと向かうのでした。
銀河鉄道の夜(角川書店 )
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2012.08.23(thu)
- 銀河鉄道の夜(角川書店 )
- 著:宮沢賢治
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「銀河鉄道の夜」第四夜
ジョバンニとカムパネルラは銀河鉄道に揺られながら 話をしていたら、1人の少女が話しかけてきました。 3人は「さそり」について語り始めました。 少女が去った後、乗客も減り車内は少し寂しくなりました。 ジョバンニはカムパネルラに話しかけます、 「どこまでも どこまでも 一緒に行こう」 しかし、もうカムパネルラの姿はありませんでした。
銀河鉄道の夜(角川書店 )
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2012.08.24(fri)
- 銀河鉄道の夜(角川書店 )
- 著:宮沢賢治
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「銀河鉄道の夜」最終夜
銀河鉄道から突然カムパネルラの姿が消え ジョバンニは、そこらがいっぺんに真っ暗になったように思いました。 その時、どこからともなく優しい声が囁くのでした。 「一体、何を泣いているの?こっちをごらん」 カムパネルラが座っていた場所に黒い大きな帽子をかぶった大人が 優しく笑いかけます。その時、真っ暗な地平線の向こうから青白いのろしが 打ち上げられました。気がつくと、元の丘の草の中でした。
銀河鉄道の夜(角川書店 )
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2012.08.27(mon)
- あるはれたひに(講談社)
- 著:木村裕一
絵:あべ弘士
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「あるはれたひに」第一夜
昨夜の嵐が嘘のような穏やかな午後、 丘を登る2匹の影。仲よさそうに笑うのはやぎとおおかみ。 どうやら昨夜のあらしのよるに知り合ったみたい。 昨夜は暗くて顔がよく分からなかった2匹ですが、 ようやくお互いの正体がわかってお昼ごはんの約束を果たします。 しかし、おおかみはお昼ごはんを谷底に落としてしまうのでした。 …本当は、ものすごく大食いあのである。
あるはれたひに(講談社)
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2012.08.28(tue)
- あるはれたひに(講談社)
- 著:木村裕一
絵:あべ弘士
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「あるはれたひに」第二夜
2匹は岩山をずんずんと登ります。 少しお腹がすいたおおかみ。 そんな時、目の前にはやぎのお尻がふりふりしながら 山を登っている・・・あぁ、うまそ〜。 思わずゴクリと生つばをのんだ。 けれど、すぐにプルプルと首を振って一瞬でも友達を おいしそうと思った自分の頭をポコポコたたいた。 しかし、我慢できずやぎの耳に口を近づけてしまうのです。
あるはれたひに(講談社)
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2012.08.29(wed)
- あるはれたひに(講談社)
- 著:木村裕一
絵:あべ弘士
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「あるはれたひに」最終夜
お昼ごはんを食べ、すっかり寝てしまったやぎの耳に 口を近づけて空腹とたたかうおおかみ。 すると、くすぐったい…と、やぎが目を覚ましました。 その瞬間、おおかみの目が少し光っていたところを見て やぎは思わず考えます…まさか、私のことを??? やぎは、プルプルと首をふり一瞬でも友達を疑った自分の頭を ポコポコとたたいた。 そんなことを考えていたら突然の雷、思わず2匹は抱き合った。 おいしそうなやぎのにおいを近くで嗅いだおおかみのお腹の音は 鳴りやみません・・・。
あるはれたひに(講談社)
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2012.08.30(thu)
- 教室はまちがうところだ
(子どもの未来社)
- 著:蒔田晋治
絵:長谷川知子
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「教室はまちがうところだ 」前編
みんな、どしどし手をあげて間違った答えを言おう! 間違うことをおそれてはだめ!間違った者を笑ってはいけない! 答えは、みんなでみつけていくのだ。 本当のものをみつけていくのだ。 間違うことが怖くて手をあげないで小さくなっては時間が過ぎる。 でも、手をあげたら胸がどきりと大きく鳴った。
教室はまちがうところだ (子どもの未来社)
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2012.08.31(fri)
- 教室はまちがうところだ
(子どもの未来社)
- 著:蒔田晋治
絵:長谷川知子
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「教室はまちがうところだ 」後編
手をあげても胸がどきりとしてちゃんと答えられない。 ああ言えばよかった、こう言えばよかったと、後でいい事うかぶのに。 でも、それでいいのだ。はじめからうまいことなんて言えるはずがないのだ。 はじめから答えが当たるはずないんだ。 間違ううちに言えてくる。教室はまちがうところだ。 安心して手をあげろ!そんな教室を作ろう!
教室はまちがうところだ (子どもの未来社)
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