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高齢者にうその説明をして「医療機関債」を販売し、多額の金をだまし取ったとして、大阪府警は医療法人の元理事ら１０人を逮捕しました。また、主犯格の男が逃走していることから、大阪府警は６日夜、写真を公開し、情報提供を呼びかけています。

公開手配されたのは、東京の医療法人「真匡会」の実質経営者で、現在逃走中の川野伝二郎容疑者（４７）です。「真匡会」をめぐっては、おととし５月から１０月の間、「透析施設をつくる」などとうその説明をして、大阪などの高齢者５人から合わせて４６００万円をだまし取ったとして、元理事の今井静夫容疑者（６５）や、小泉貫一容疑者（３３）ら１０人が、６日朝に逮捕されています。小泉貫一容疑者は逮捕前、朝日放送の取材に対し、「『真匡会』でも川野グループや、今井グループなり、金に汚い人がそれぞれの目的で入りすぎている」と語っていました。大阪府警は、逮捕状をとった容疑者グループのうち、ただひとり逃げている川野容疑者が、一連の詐欺事件の主犯格とみていて、６日夜、写真を公開し、情報提供を呼びかけています。

【情報は大阪府警察本部　生活安全特別捜査隊　０６−６９４３−１２３４（代）まで】