 |
2013年2月6日(水) 19:14 |
|
 |
住田被告「目的のためなら殺人も」
おととし9月、岡山市北区で元同僚の女性のバッグを奪い性的暴行を加えて殺害した後、遺体を切断し遺棄した罪などに問われている住田被告。 被告人質問で住田被告は、目的のためには殺人もいとわないという考え方を明らかにしました。
6日の被告人質問で、「殺人」という行為についてどう思うのかという検察の質問に対し、住田被告は迷い無く発言しました。 おととし9月、元同僚の加藤みささんを殺害し遺体を切断したとして、強盗殺人、強盗強姦、死体損壊・遺棄など5つの罪に問われている大阪市の無職・住田紘一被告(30歳)。 被告人質問にも淡々とした口調で答えました。 これまで、加藤みささんを含め、犯行前に3人の女性を選び出していたことなどが裁判で明らかになっています。 6日の被告人質問で検察は、住田被告が手帳にその3人の出勤時間や退社時間、車のナンバー、誘い文句などを書き留めていたと裁判員に手帳のコピーを見せて説明しました。 そのうちの1人には、声をかけたものの断られたため、加藤さんを誘い出し犯行に及んでいました。 住田被告は検察の質問に答え、加藤さんを殺害する状況を細かに話しました。 命乞いをする加藤さんに対し、住田被告はそのまま複数回ナイフで刺し続けたといいます。 これまでの裁判や被告人質問で、大きく感情を表に出すことはなかった住田被告。 加藤さんの父親が証言台に立ち、みささんとの思い出や、守れず申し訳なかったという想いを今も抱いていることなどを苦悶の表情で述べると、住田被告は顔を覆うようにして人目を気にせず涙を流し、初めて感情をあらわにしていました。 死刑か無期懲役かで争われている裁判は7日も続き、証拠調べや証人尋問などが予定されています。
|
|