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最終更新:2013年2月1日(金) 9時31分

痴漢事件の再審請求審で本人尋問

痴漢事件の再審請求審で本人尋問

 痴漢事件で実刑判決を受けた小学校の元教頭の男性が裁判のやり直しを求めている再審請求審で、男性本人への尋問が東京地裁で行われました。男性は「自分は難病を患っており、犯行は不可能だ」と主張しています。

 公立小学校の元教頭の男性(70)は2005年、西武池袋線の電車内で当時19歳の女性のスカートに手を入れた強制わいせつの罪で逮捕され、裁判で懲役1年10か月の実刑判決を受けました。

 当初から「指に激しい痛みがあり、痴漢はしていない」と訴えていましたが、その後、難病の『全身性強皮症』と判明し、2年前、東京地裁に再審を請求しました。

 31日、非公開の法廷で行われた本人尋問で、男性は「事件当時から病気で苦しんでいた」「犯行は不可能だ」と、改めて、えん罪を主張しました。

 「気持ちは伝わったと思う」(元教頭の男性)

 男性側は新たな証拠として、病気についての専門家の意見書などを提出していて、弁護人によりますと、早くて3月にも裁判所が再審を開始するか判断を出す見通しだということです。(31日19:23)

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