今朝起きてひと仕事した後、新聞を手にとってびっくり。
「中国軍艦、海自艦に射撃レーダー照射」「平時には絶対に使わない『禁じ手』」「これまでとは違うレベル」と新聞各紙で大きな見出しが躍っている。
これは、小野寺防衛相が昨夜、緊急記者会見をして公表した「中国軍艦が1月30日に海上自衛隊護衛艦に対して、また同月19日は海自ヘリコプターに射撃用の火器管制レーダーを照射」という内容に驚いてマスコミが大騒ぎしているというのが実態。
中国からの射撃レーダーの照射は、私の知る範囲ではこれまでにもあったはず。もしあったのなら、随分前のことを、それも異例の夜の緊急記者会見で「あえてこの時期に公表する」ことに記者ならば疑念を抱くのが普通だ。
先程、防衛省広報課に電話取材してみた。
「私は隊員からこれまでにも照射があったと聞いていますが、中国艦船からの照射はありましたよね」と言ったところ、「はい、ありました」と電話に出た担当者は簡単に認めた。
ここのところのマスコミ報道を見ていると、中国が好戦的になり、日本に牙を剥いて来て、まるで日中が戦争への道に歩み出しそうな印象を受けるが、そんなことはない。両国が意地の張り合いでエスカレイトして“危険水域”に入ってしまったのだ。
根源は尖閣諸島の領有権問題だ。確かに難しい問題だが、領有権については、実権を握るアメリカが「日中どちらのものでもない」と言っている以上、結論の出しようがない。それよりも、ここまでねじれてしまった両国関係や「尖閣」に関連する事柄については、両者が交渉の席について話し合うことしか解決方法はないではないか。“戦争ゴッコ”をしている時ではない。
絶対にあってはならないのが、一部の政治家や政治勢力の思惑に「第四権力」の報道機関が冷静さを失い、監視する役割を忘れて利用されることだ。残念ながら現状は監視機能が正常に働いているとは言い難い。
報道機関の内部は今、311以降広がっているマスコミ不信を受けて危機感が広がり、方向性を探しあぐねているという話を関係者の多くから聞く。それだけに、「民」は、情報を読む能力を高めて「第四権力」を監視するだけでなく、影響を与える姿勢を強めるべきだ。
いずれにしても、日夜流される情報に振り回されることなく、総体的に冷静に状況を見極めましょう!そして、「対立への道は選ばない」という強い信念のもとにあらゆる機会に情報発信をしていきましょう!
そうした「民力」の向上が、結果的に争いごとのない穏やかな社会へ導いてくれる。
「中国軍艦、海自艦に射撃レーダー照射」「平時には絶対に使わない『禁じ手』」「これまでとは違うレベル」と新聞各紙で大きな見出しが躍っている。
これは、小野寺防衛相が昨夜、緊急記者会見をして公表した「中国軍艦が1月30日に海上自衛隊護衛艦に対して、また同月19日は海自ヘリコプターに射撃用の火器管制レーダーを照射」という内容に驚いてマスコミが大騒ぎしているというのが実態。
中国からの射撃レーダーの照射は、私の知る範囲ではこれまでにもあったはず。もしあったのなら、随分前のことを、それも異例の夜の緊急記者会見で「あえてこの時期に公表する」ことに記者ならば疑念を抱くのが普通だ。
先程、防衛省広報課に電話取材してみた。
「私は隊員からこれまでにも照射があったと聞いていますが、中国艦船からの照射はありましたよね」と言ったところ、「はい、ありました」と電話に出た担当者は簡単に認めた。
ここのところのマスコミ報道を見ていると、中国が好戦的になり、日本に牙を剥いて来て、まるで日中が戦争への道に歩み出しそうな印象を受けるが、そんなことはない。両国が意地の張り合いでエスカレイトして“危険水域”に入ってしまったのだ。
根源は尖閣諸島の領有権問題だ。確かに難しい問題だが、領有権については、実権を握るアメリカが「日中どちらのものでもない」と言っている以上、結論の出しようがない。それよりも、ここまでねじれてしまった両国関係や「尖閣」に関連する事柄については、両者が交渉の席について話し合うことしか解決方法はないではないか。“戦争ゴッコ”をしている時ではない。
絶対にあってはならないのが、一部の政治家や政治勢力の思惑に「第四権力」の報道機関が冷静さを失い、監視する役割を忘れて利用されることだ。残念ながら現状は監視機能が正常に働いているとは言い難い。
報道機関の内部は今、311以降広がっているマスコミ不信を受けて危機感が広がり、方向性を探しあぐねているという話を関係者の多くから聞く。それだけに、「民」は、情報を読む能力を高めて「第四権力」を監視するだけでなく、影響を与える姿勢を強めるべきだ。
いずれにしても、日夜流される情報に振り回されることなく、総体的に冷静に状況を見極めましょう!そして、「対立への道は選ばない」という強い信念のもとにあらゆる機会に情報発信をしていきましょう!
そうした「民力」の向上が、結果的に争いごとのない穏やかな社会へ導いてくれる。