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渓流菌床とは何だろう? | |
渓流菌床とは中国大連市で日本企業が製造する、キノコを発生させる菌糸塊(右の写真の椎茸が発生している塊)です。日本では、中国の肥料工場で廃棄されたトウモロコシの芯や、綿花工場で廃棄された綿花種子殻を輸入してこれを主材にして固めたものにキノコ菌を打ち込んで作りますが、渓流菌床は漢方薬の産地として有名な長白山のクヌギ枝をチップにして、これを固めてキノコ菌を打ち込んで作ります。 大連市の近郊、遼東半島で菌糸養生された渓流菌床はコンテナに載せて大連港から日本の港に着き、厳重な通関検疫を経てトラックに乗せられ、日本各地の栽培地に届けられます。栽培者はこれらを栽培棚に並べて順次発芽してくるキノコを収穫し、市場や直売所に出します。この栽培方法は、時間と経費を要する伏せ込み(菌糸養生のこと)期間が短縮されるので、小さな栽培ハウスを効率よく利用することが可能となり、小規模な栽培者の生活と利益を守ることができます。 |
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渓流菌床は誰が何のために作るの? |
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渓流菌床の「渓流」とは、日本独資企業(中国にありながら日本人の資本だけで設立された会社のこと)である大連渓流国際貿易有限公司が研究製造するというブランド名です。このブランドの意義は、全ての菌床が日本の栽培者からの予約注文であること。すなわち日本の栽培者のために消費者のために、日本人が心を込めて製造するキノコ塊という意味です。 では、何故に大連で製造するのでしょうか。その理由の第一は、冷暖房を使わないで栽培ができる菌床を提供したいから。その第二は、極めて寒冷で乾燥した気候がキノコ菌の活力を高め雑菌の汚染を招かないから、そして第三の理由は、渓流菌床の主材料であるミネラル豊富な長白山のクヌギ木が手にはいることです。 |
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渓流菌床は栽培弱者が生き残る唯一の手段 | ||||||||||||||||||||
自然界でキノコが採れなくなって、今ではほぼ全量を人工栽培によって生産していますが、政府から補助金を受けた超大型の栽培施設が大都会周辺にあって安価廉売を競い、それに中国南方産の安売りシイタケも重なって弱小栽培者は倒産・廃業という辛苦に見舞われています。また、こうした弱者である栽培者が限界過疎地に多いのも、キノコの持つ本質でしょう。 冷暖房を使わないキノコ栽培、日本一美味しいキノコ、薬膳キノコなど、大連渓流公司がかかげるキノコの構造改革は、温暖化の抑止、キノコ産業の保護と限界過疎地の存続、課題を抱える医療負担の軽減など、これからの日本には不可欠な政策の、具体的推進のはずですけど・・・・ |
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2009/05/30 08:04:12 AM | ||||||||||||||||||||
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