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冬虫夏草に含まれる遊離アミノ酸 |
19種類の遊離アミノ酸を含有する冬虫夏草 |
20種類の遊離アミノ酸うち、蟻の冬虫夏 草には19種類が含まれていることが公的機関の分析の結果(右表参照)で判明しましています。これは、擬黒多刺蟻が含む遊離アミノ酸を蟻の冬虫夏草が分解吸収して子実体を形成したものと考えられます。 遊離アミノ酸とは、タンパク賃を構成している20種類のアミノ酸の存在性をいいますが、この遊離アミノ酸は、血液や臓器・筋肉の内部にフリーの状態で蓄積されたもので、臓器や筋肉中でタンパク質が合成される際に、不足しているアミノ酸があれば補填する働きを持っています。野球やサッカーに例えれば、ベンチを温める控え選手のようなもので、ピンチになると出番となってゲームを正常に戻す働きをします。蟻の冬虫夏草に含まれる遊離アミノ酸の体内における一般的な働きについては、以下で説明をしましょう。 |
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蟻の冬虫夏草に含まれる遊離アミノ酸の働き |
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■アルギニン◇◇◇免疫機能、筋肉に働きかけて傷の治りを早め、筋肉組織を正常にしたり精子をつくる働きがあるので、発育期・成長期には特に欠かせない成分です。体内で合成されるアミノ酸です。 ■リジン◇◇◇タンパク質と骨組織の合成、カルシウムの吸収に関与し、不足すると成長障害や受精率の低下、欠乏すると死亡する恐れもあります。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■ヒスチジン◇◇◇体内でビタミンに変換する性質を持ち、神経機能に作用すると言われています。ストレスの軽減、慢性関節リウマチの症状を緩和、ダイエット効果など、ビタミンに近い働きをします。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■フェニルアラニン◇◇◇神経伝達物質を生成する働きがあり、精神安定や記憶力の向上食欲抑制、鎮痛などに関係します。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■チロシン◇◇◇食欲を抑え、気分を高揚させるとともに、強壮能力を高め、ストレスを軽減する働きをもち、脳や神経の働きを活発にして記憶力や注意力を向上させ、ストレスを調整します。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■ロイシン◇◇◇グリコーゲンの合成やインスリンの分泌、脂肪細胞を活性化する働きをします。不足すると体力不足・肥満・情緒不安定などの症状がでたり、血管や肝臓にも障害が出ます。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■イソロイシン◇◇◇上記のロイシンとほぼ同じ働きをする、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■バリン◇◇◇ロイシン、イソロイシンと同じ性格で、グリコーゲンの合成や血液中の窒素量を調整します。これが不足すると、体力不足・肥満・情緒不安定などの症状の他に、血管や肝臓にも障害が出ます。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■アラニン◇◇◇肝臓のエネルギー源となり、頭脳活動・記憶力の増進・免疫システムを強化するほかに、脂肪燃焼にも関わります。体内で合成されるアミノ酸です。 ■プロリン◇◇◇筋肉のエネルギー源となったり、コラーゲンなどを構成するアミノ酸です。他にも、胃液の分泌を促し、脳の機能を高め、傷の治りを早めます。体内で合成されるアミノ酸です。 |
■グルタミン酸◇◇◇エネルギー源となり、脳機能を向上させ、気分を高揚させる他にも、疲労の軽減と潰瘍の治癒を早めます。昆布などの旨味成分として食品に利用します。体内で合成されるアミノ酸です。 ■グリシン◇◇◇ヘモグロビンの生成や肝臓機能の活性に関与したり、他のアミノ酸の合成を助けます。他にも、ミネラルを吸収し易くする作用や胃酸の分泌を正常にする働きがあります。体内で合成されるアミノ酸です。 ■セリン◇◇◇痛みを緩和したり精神安定に役立つほか、脳細胞を強化することによる記憶力の向上、集中力に関与します。体内で合成されるアミノ酸です。 ■スレオニン◇◇◇脂肪肝を防止したり、摂取したタンパク質の機能性を向上させます。トレオニンとも呼ばれ、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■アスパラギン酸◇◇◇炭水化物をエネルギーに変換し、スタミナを高めるほかに、体内の老廃物やアンモニアを体外に排出する働きがあります。体内で合成されるアミノ酸です。 ■トリプトファン◇◇◇エネルギー源となるほか、アルコール中毒の改善、不安感の軽減、睡眠を深めるなどの働きをします。食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。 ■システィン◇◇◇髪・皮膚・爪の状態を修正したり、傷の治癒やメラニン色素の沈着を防ぐ働きがあります。体内で合成されるアミノ酸です。 ■遊離グルタミン◇◇◇筋力・瞬発力の源となるほか、胃腸の消化活動に必要なアミノ酸です。不足すると免疫力の低下や、運動障害、エネルギー不足になります。 ■遊離アスパラギン◇◇◇肝臓と骨格筋に多く存在し、エネルギーの源となるグリコーゲンを生成します。不足すると、運動障害や強い疲労感を感じます。この成分が加水分解されると、アスパラギン酸に変化してスタミナ源になったり疲労回復に関与します。
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