冬虫夏草の神秘を研究 |
冬虫夏草が1993年の世界女子陸上競技選手権で一躍、世界に名を轟かせました。馬俊仁コーチ率いる中国女子陸上競技チームが世界新記録のラッシュ、そして13種目中11個の金メダルに輝いたのです。世界のメディアは彼女たちを「馬軍団」と呼んで、その強さの秘密を尋ねたところ、彼女たちは一様に「冬虫夏草とスッポンのスープを飲みながら、毎日40キロのランニングをした」と、驚異的な猛練習について語ったのです。 そして北京オリンピック、中国選手団は冬虫夏草と薬草のドリンクを飲みながら特訓に励み、その結果、ロシアもアメリカも抜き去って金メダル51個獲得という偉業を達成しました。これによって冬虫夏草の神秘は、またまた世界を驚かしたのです。 スポーツ界だけでなく、日本・中国・韓国・台湾の医学薬学にたずさわる研究者も漢方薬の頂点を極めた小さなキノコの神秘を解き明かそうとしています。これまですでに、抗ガン作用・抗腫瘍作用・免疫賦活作用・血糖値調整作用・抗酸化作用・消炎症作用・抗脳衰作用・抗疲労作用・整腸効果・心肺機能増強効果・性機能回復効果・ダイエット効果・美肌効果が明らかにされていますが、知られざる薬効や個々の菌種が有する特性など、解明はこれからも加速してゆくことは間違いありません。 3000年もの歴史に比類なき真価を発揮する冬虫夏草の何が人体に貢献しているのだろうか。この疑問に対して、中国の研究者は虫草素・虫草酸・虫草多糖という三つの成分をあげます。これについては他国の研究者も異論がなく、この成分の通称をコルディセピン・マンニトール・βーグルカンであると発表しています。加えて最近ではSOD消去活性やエルゴステロール、ポリサッカロイドの含有が神秘の成分だとする学説も現れました。 これらの成分が、生体に作用していることは間違いありません。しかし、それだけではない、もっと大きな要因があると私は考えています。何故なら、たったスプーン一杯の冬虫夏草を食べて、その日から変化が現れるということは、栄養成分ではあり得ないからです。コルディセピンというのは骨髄の造血を助ける核酸化合物ですが、話題のこの成分を分析して調べてみると100グラム中で0.2グラムしか含有がないのですから、小さじ一杯だと針の先ほどの量もないのです。たったこれだけの量で、すぐに体調の変化があるなんて考えられません。栄養成分というのは、食べ続けたその累積で初めて効果が現れてくるものですから。 |
Copyright (C) 2005-2009 DALIAN XILYU INTERNATIONAL TRADING CO,.,.LTD.
Last update 2009.05.20