アフガニスタン通貨の買い取り話に注意
印刷用ページを表示する 掲載日:2011年9月22日更新
外国通貨を買った額より高値で買い取るという持ちかけ手口です。
相談事例
A社から外国通貨アフガニ(アフガニスタンの通貨)の購入を勧めるパンフレットが届いた。
数日後、別の業者B社からその通貨を2倍で買い取りたいという電話があった。
「あなたの名前でないと購入できないから、申込書だけ書いて欲しい。お金はいらない。」ということだったので了承して申込書を送付した。
ところが後日A社から電話があり、「期日があるから入金してくれ」と迫られ、言われるままに8回に分けて1400万円振り込んでしまった。
買取りの約束をしたB社担当者は、買取りの日に交通事故にあったと言って来なかった。
アドバイス
昨年度から、換金性の乏しい外国通貨の購入を消費者に持ちかけるトラブルが多発しています。
通貨の種類は、昨年はイラクディナール、スーダンポンドでしたが、今年に入ってからは、アフガニの相談が多くなっています。
業者は「今後経済発展を最も期待できる国、購入すれば5倍になる」などと説明しますが、業者の説明を鵜呑みにしてはいけません。
事例にあるように、買取りが実行されることはまずありません。
このようなケースでは業者と連絡がとれなくなる場合も多く、一旦入金すると返金の可能性は非常に低くなってしまいます。
うまい儲け話はありません。きっぱりと断りましょう。