戯言
失う事を分かっててなぜ手にいれたがるの?
僕にはわからない。
僕が17歳の時君の手を掴んだ。
それは永遠に自分のもので、決して失う事もないと思ってた。
眠りについた君の寝顔をいつまでも見てた。
君は知らないだろうね。僕は内緒でその寝顔に魔法をかけた。
生きる事は辛いと言った君が、夢のなかでは笑顔を忘れないようにって。
僕は無力だ。17のガキに人を守る力なんてない。
偉そうに守るなんて言っといて実際はなにもできなかった。
目を閉じる度に君の寝顔を思い出す。
君を忘れる事なんてなかった。
初めて君を見た時の、衝撃ったらなかった。
君は僕にすべてを与えた。そしてすべてを奪った。
僕の悪い所はすべて受け入れてくれた。
11年経つ今でも、僕のこんなちっぽけな魂で君を守れるだろうか・・・
あの日の君の顔は、まるですべてから解放されたみたいに穏やかだった。
僕が人を近づけない理由?優しさが怖い。
いつかは必ず失うなら、僕はそんなものはいらない。
その頃からか僕は感情を失くした。
人を想う気持ちなど、いらなかった。
それでも自分を変えようと色々な人と付き合った。
でもその度に君以上の人は居ないと痛感する。
僕の世界に色を与えて奪った君が、僕のすべてだった。
もし願いが叶うなら君の元に行きたい。
この薄汚い命を捧げて君に会えるなら安いもの。
一人の女の子が言った。
「貴方は死者に憑りつかれてる。なんでそんなに悲しい目をしてるの?」
僕はわかってた。
たとえそれが亡霊でも、君ならば僕はそれでいい。
ずっとわかってた。いくらバカな僕でも。
でも呪縛から解き放たれたいなんて考えた事はない。
返す言葉は思いつかなかった。
君がこの世から居なくなった時に、僕の心も死んだ。
いつだって君は僕の横で笑っていてくれる。
もし、もう一度人間として産まれる事が許されるなら
また君の笑顔を見たい。
僕が眠りにつくその日まで、君は綺麗な笑顔を絶やさないで・・・
僕にはわからない。
僕が17歳の時君の手を掴んだ。
それは永遠に自分のもので、決して失う事もないと思ってた。
眠りについた君の寝顔をいつまでも見てた。
君は知らないだろうね。僕は内緒でその寝顔に魔法をかけた。
生きる事は辛いと言った君が、夢のなかでは笑顔を忘れないようにって。
僕は無力だ。17のガキに人を守る力なんてない。
偉そうに守るなんて言っといて実際はなにもできなかった。
目を閉じる度に君の寝顔を思い出す。
君を忘れる事なんてなかった。
初めて君を見た時の、衝撃ったらなかった。
君は僕にすべてを与えた。そしてすべてを奪った。
僕の悪い所はすべて受け入れてくれた。
11年経つ今でも、僕のこんなちっぽけな魂で君を守れるだろうか・・・
あの日の君の顔は、まるですべてから解放されたみたいに穏やかだった。
僕が人を近づけない理由?優しさが怖い。
いつかは必ず失うなら、僕はそんなものはいらない。
その頃からか僕は感情を失くした。
人を想う気持ちなど、いらなかった。
それでも自分を変えようと色々な人と付き合った。
でもその度に君以上の人は居ないと痛感する。
僕の世界に色を与えて奪った君が、僕のすべてだった。
もし願いが叶うなら君の元に行きたい。
この薄汚い命を捧げて君に会えるなら安いもの。
一人の女の子が言った。
「貴方は死者に憑りつかれてる。なんでそんなに悲しい目をしてるの?」
僕はわかってた。
たとえそれが亡霊でも、君ならば僕はそれでいい。
ずっとわかってた。いくらバカな僕でも。
でも呪縛から解き放たれたいなんて考えた事はない。
返す言葉は思いつかなかった。
君がこの世から居なくなった時に、僕の心も死んだ。
いつだって君は僕の横で笑っていてくれる。
もし、もう一度人間として産まれる事が許されるなら
また君の笑顔を見たい。
僕が眠りにつくその日まで、君は綺麗な笑顔を絶やさないで・・・
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