|
「安全でおいしい」 福島市の水道水ペットボトルをPR

|
「ふくしまの水」を活用して風評被害をなくしたいと語る阿部技査(左)と菅野副主査
|
福島市水道局は同市の水道水ペットボトル「ふくしまの水」を使い、安全性PRに乗り出している。市内で開く会議やイベントでの利用を各種団体などに呼び掛け、安全な福島の水を多くの人に飲んでもらい、東京電力福島第1原発事故の風評被害払拭(ふっしょく)につなげる。
「ふくしまの水」は同市の水道水を詰めたペットボトル。観光PRなどを目的に2008(平成20)年に販売を開始、市内の名所花見山をデザインしたラベルも昨年度リニューアルした。放射性物質の検査も行っており、ボトルには放射性物質が検出されていないことを示す「ND」と書かれたシールを貼り、安全性をアピールしている。
震災後、市内では県外からの人が多く集まる会議なども増えた。「多くの人に実際に水を飲んでもらえれば、風評被害が払拭できる」。市水道局はこうした会議やイベントを主催する企業、団体にペットボトル利用の呼び掛けを始めた。評判も上々という。
同水道局の阿部利秀技査と菅野孝文副主査は「福島市の水道水は摺上川を原水としたおいしい水。安全性も十分に確保しており、ぜひ利用してほしい」と話している。水道水ペットボトルは1本500ミリリットル入りを100円(税込み)で販売している。事前注文が必要。
(2013年2月1日 福島民友トピックス)
|
|
|