地理学・環境考古学者 安田 喜憲
【三重県出身の地理学・環境考古学者 安田 喜憲】
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専攻は地理学・環境考古学。
1980年に文明や歴史を自然環境との関係で研究する環境考古学を提唱。
環境考古学では、歴史や文明がダイナミックに変移するときには、その自然環境もまたダイナミックに変移すると捉える。「環境考古学」が日本の学界で完全に定着したと主張。
主な著書に、古代文明の比較研究を研究テーマとし、環境や文明に関する著作が多数。「環境考古学事始」「森のこころと文明」「森林の荒廃と文明の盛衰」など多数。
(経歴)
1946年(昭和21年)三重県に生まれる。
1965年(昭和40年)三重県立桑名高等学校卒業
1970年(昭和45年)立命館大学文学部地理学科卒業
1972年(昭和47年)東北大学大学院理学研究科地理学専攻修士課程修了
1974年(昭和49年)東北大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程中退
1977年(昭和52年)広島大学総合科学部助手
理学博士(東北大学)
1988年(昭和63年)国際日本文化研究センター助教授
1994年(平成6年)国際日本文化研究センター教授
1996年(平成8年)中日文化賞受賞
2007年(平成19年)紫綬褒章受章
2009年(平成21年)NHK経営委員
国際日本文化研究センター教授
フンボルト大学客員教授
麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授
「主な著書」
(朝倉書店)
『日本文化の風土』 『東西文明の風土』
『気候と文明の衰退』 『環境考古学ハンドブック』
『図説日本列島植生史』三好教夫/安田喜憲
(新潮社)
『奪われる日本の森』平野秀樹/安田喜憲
(東洋経済新報社)
『山は市場原理主義と闘っている』
(日本放送出版協会)
『環境考古学事始』 『森のこころと文明』
『森と文明』
(吉川弘文館)
『縄文文明の環境』
(雄山閣)
『世界史のなかの縄文文化』 『稲作漁撈文明』
(レグルス文庫)
『生命文明の世紀へ』
(東洋経済新報社)
『山は市場原理主義と闘っている』
(筑摩書房)
『森と文明の物語』 『一神教の闇』
(新思索社)
『森林の荒廃と文明の衰退』 『森と日本文化』
(読売科学選書)
『文明は緑を食べる』
(学習研究社)
『人類破滅の選択』
(角川書店)
『大河文明の誕生』 『大地母神の時代』
『謎の王国・渤海』中西進/安田喜憲
(岩波書店)
『気候が文明を変える』
(中央公論新社)
『文明の環境史観』 『日本よ、森の環境国家たれ』
(青春出版社)
『古代日本のルーツと長江文明の謎』
(NTT出版)
『気候変動の文明史』 『山岳信仰と日本人』
(PHP研究所)
『龍の文明・太陽の文明』 『森を守る文明・支配する文明』
(八坂書房)
『龍の文明史』
(人文書院)
『蛇と十字架』
(第三文明社)
『生命文明の世紀へ』
(洋泉社)
『環境考古学事始』
(麗澤大学出版会)
『対論文明の風土を問う』 『対論文明のこころを問う』
(ウェッジ)
『巨大災害の時代を生き抜く』
(学研マ−ケティング)
『古代文明の興亡』 『人類破滅の選択』
(丸善)
『環境考古学のすすめ』
(有斐閣)
『はじめて出会う日本考古学』
(晶文社)
『森と文明』
(思文閣出版)
『日本文化と民族移動』松岡数充/安田喜憲
(講談社)
『草原の思想・森の哲学』伊東俊太郎/安田喜憲
『海・潟・日本人』小泉格/安田喜憲
(読売新聞社)
『文明は緑を食べる』