国際【新帝国時代 2030年のアジア】(2)「急激な衰退は予期せぬ形で起きる」空巣家庭だらけ 中国の死角+(1/5ページ)(2013.1.3 11:28

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【新帝国時代 2030年のアジア】
(2)「急激な衰退は予期せぬ形で起きる」空巣家庭だらけ 中国の死角

2013.1.3 11:28 (1/5ページ)アジア・オセアニア

 「故郷の農村は『空巣家庭』だらけになった」

 四川省から上海に出稼ぎにきた劉国碧さん(28)は話す。建設現場で働く同郷の夫と6歳の娘と3人暮らし。兄弟のいない夫妻の両親は農作業をしながら実家を守っている。

 子供が巣立ったあと残された夫婦の家庭を中国では「空巣家庭」と呼ぶ。そんな家庭が地方の農村部で急激に増えている。30年以上続く一人っ子政策の影響で、少子高齢化が猛烈な勢いで進んでいるからだ。

 劉さんの出身地では一時期、2人目の妊娠が地元当局に知れると、係官が押しかけて堕胎を強要するなどした。この結果、祖父母の世代が4人、子供世代が2人、孫が1人という一族ばかりになった。

 2010年の国勢調査によると、60歳以上は1億7800万人と総人口の13%。中国紙、人民日報によれば、「中国は1億人以上の高齢者を抱える世界唯一の国」。専門家の予測では、60歳以上は14年には2億人を突破し、25年には3億人、42年には総人口の30%を超える。

                   ◇

 「急激な衰退は予期せぬ形で起きる」。経済史学者のニオール・ファーガソン米ハーバード大教授は10年、過去の帝国の衰退を検証した米誌フォーリン・アフェアーズの論文でこう指摘した。

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上海市内の団地の敷地内で孫の子守をする年配の中国人ら (河崎真澄撮影)

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