「安愚楽牧場」出資者ら、民主・海江田代表を提訴する方針
和牛オーナー制度が行き詰まり、経営破綻した「安愚楽牧場」をめぐり、以前、雑誌などで出資を勧めていた民主党の海江田代表に対し、出資者らが提訴する方針を明らかにした。
海江田代表は、経済評論家だった20年以上前、雑誌などで、安愚楽牧場への投資を勧める記事を執筆しており、出資者らが「記事を信用したのに破綻した」として、損害賠償を求めて、東京簡易裁判所に民事調停を申し立てていた。
9,200万円出資した人は「(名前を出して)きちんと明言しているわけですから、それを責任逃れのような言い方というのは、民主党の党首たる資格はないんじゃないかと思いますね」と話した。
5日に行われた民事調停では、和解に至らなかったため、出資者らは今後、東京地方裁判所に提訴する方針。
海江田代表は、弁護士を通じて「執筆したのは20年以上前で、評論の効力はない」とコメントしている。