前線を伴った低気圧の影響で、首都圏では6日未明から雪を観測した。前日には大雪の予報もあったが、正午現在で東京都心に積雪はなく、通勤・通学の足に大きな混乱はなかった。
気象庁によると、朝の最低気温は東京都心で平年より約1度低い1.6度、横浜市1.8度。天気は7日以降に回復するという。
JR湘南新宿ラインが6日午前に運休したほか、東海道線、中央線、山手線など主要な路線で運行本数を通常の7割に減らした。新幹線や私鉄各社は始発から通常通り運行した。高速道路は東北道や関越道などの一部区間で速度規制が実施された。
大雪に備え、入学試験の開始時間を繰り下げる大学もあった。東京農業大(東京・世田谷)は全国15会場で実施する5学部の試験開始時間を予定の午前10時から1時間遅らせた。武蔵野美術大(東京都小平市)も造形学部の試験開始時間を1時間遅らせて午前10時半とした。
JR新宿駅など都心のターミナル駅は早朝から、電車の遅延の影響で乗客がごった返した。
就職活動中という神奈川県平塚市の大学生、春日麻衣さん(21)は新宿で開かれる会社説明会へ。「1月の大雪で電車が遅れて説明会に遅刻した。今回は1時間以上余裕をもって家を出た」という。「もっと混乱するかと思ったが、早く着いた」とホッとしていた。
さいたま市の高校生、佐治幸祐さん(16)は「新宿までいつもの倍かかった」とこぼす。乗換駅でホームの入場制限がかかったほか、途中駅で下車する人の群れに巻き込まれホームに押し出された。「いつもより20分早く出たのに遅刻だ」とうんざりしていた。
東京・大手町のオフィス街ではみぞれ混じりの雪が降る中、ビジネスマンらが足早に通勤した。午前10時に仕事の約束があるというIT関連会社の男性役員(53)は西東京市の自宅を午前8時に出た。ただ予定の1時間以上前に東京駅に到着。「全く問題なかった」と拍子抜けしていた。
1月の大雪で落雪とみられる住宅被害が発生した東京スカイツリー(東京・墨田)周辺は早朝から警戒。ヘルメットをかぶった警備員が時折ツリーを見上げながら「落雪に注意してください」と通行人らに呼びかけた。
JR新宿駅、湘南新宿ライン、都心、高速道路
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