米国ニューヨークに、旧日本軍により強制動員された韓国人慰安婦を追悼する「慰安婦追悼の道」ができ、米国国内で3番目の追悼碑が設置されることになった。
ニューヨーク在住の韓国系の集まり「ニューヨーク韓人会」は4日、中国系のピーター・クー同市議会議員に会って慰安婦追悼の道、追悼碑設置に関する推進状況を確認、今後の日程について話し合った。双方は昨年6月から同市クイーンズ区の韓国系密集エリア、フラッシング地区一帯に追悼の道と追悼碑を作ることを話し合ってきた。
この日の話し合いでクー議員は「追悼の道の名前は早ければ5月中にも韓国系密集エリアの中心部、156番街に付けられるだろう。追悼碑もその道の北にある参戦勇士碑の隣に建てる方向で進めている」と述べた。
現在、米国にはニュージャージー州の韓国系密集エリアのパリセイズ・パーク図書館前(2011年10月設置)とニューヨーク州ウェストベリーのナッソー郡墓地(2012年6月設置)の2カ所に慰安婦追悼碑がある。ニューヨーク韓人会側は新たに推進される追悼碑について「人口密集地域である上、ニューヨーク市内にあるという点でアクセスに優れている」と説明した。
同会のハン・チャンヨン会長は「今回の追悼の道、追悼碑設置はニューヨーク市としても、国際社会問題に対し積極的な意志を表明する重要な機会になるだけでなく、次の世代に歴史的教訓を伝えるチャンスになるだろう」と話している。