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サンスイの音色、OBが守る 修理依頼絶えぬ埼玉の工場

【動画】サンスイの音色再び アクアオーディオラボ=安冨良弘撮影

写真:山水電気では設計も手がけた大塚哲男さん=埼玉県入間市下藤沢拡大山水電気では設計も手がけた大塚哲男さん=埼玉県入間市下藤沢

写真:横手正久さんは「アンプに人生をかけた男」と紹介されたことも=埼玉県入間市下藤沢拡大横手正久さんは「アンプに人生をかけた男」と紹介されたことも=埼玉県入間市下藤沢

 【羽賀和紀】音質の良さからオーディオファンの間で高い評価を得ている高級アンプ「サンスイ」。製造元の山水電気は昨年4月に経営破綻(はたん)したが、OB3人がいまも細々と修理工場の営業を続けている。全国各地から「名器」の修理依頼が届く工場を訪ねた。

 埼玉県入間市。住宅街の一角に建つプレハブ小屋には、はんだごての焦げた臭いが漂っていた。床には修理を待つアンプが10台ほど並んでいる。「どんな故障でも何とか直してみせるよ」。奥の作業台に座る横手正久さん(75)が笑いながら話す。

 山水電気は1944年に東京・代々木で創業。54年からオーディオアンプの生産を始め、70年代のオーディオブームを先導した。横手さんは赤坂の高級キャバレー「ミカド」の音響設備を手がけ、技師長としていくつもの高級アンプを世に出した「名物」サンスイマン。業界誌に「アンプに人生をかけた男」と紹介されたこともある。

 この日の仕事は約40年前に発売された「AU9500」の修理。大卒銀行員の初任給が5万2千円の時代に、12万3千円の値を付けた高級品だ。「サンスイのアンプは自分で作ったんだから、配線まで全部頭に入っているよ」。黒く焦げたトランジスタを交換、回路基板をブラシで磨いた。

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